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テンポラリー通信

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2011年 10月 21日

雪虫・快晴ー秋冷秋水(6)

またまた快晴、秋晴れ3日続く。
エルムトンネル上の遊歩道を走っていると、顔に虫がぶつかる。
雪虫だ。
夜はカメ虫、昼は雪虫。
小春日和に、虫も活発である。
紅葉が進んで美しい。
こんな日は、あ~ぁ歩きたいなあ。
足裏も透んで、軽やかに・・。
マイミクのAさんの散歩日記が快調である。
野幌丘陵の散策路。
木々と草、花、実の道、そして沢の起伏路が素晴らしい。
沢の池も望めて、梢を上部から見下ろす様子が、写真とともに綴られている。
最近月寒丘陵を歩き回り、丘陵の優しさに気付いた。
Aさんの毎日の散歩日記のコースは、野幌丘陵の一部と思える。
来週の定休日には、そちらの方を少し散策する積り。
快晴が続くと良いのだが・・。

森本めぐみさん、大きめ作品をもう一点仕上げる。
死火山のような風景。そこに紙吹雪が舞っている。
確実に作家は一つの季節を記録し、歩んでいる。
そんな感じを抱かせる今回の滞在制作である。
明日からの週末は仕事休みで日中も滞在制作する予定。
今週が一つの目途となって、最終週には全作品が完成展示される
と思われる。

先日訪ねたM邸画廊の伽井丹弥人形展一つ大事な作品を見落としていた。
会場外の庭の木に一体、妊婦のようなニンフ(妖精)が枝に腰掛け展示され
ていたと、M夫人の訪問記写真に記されていたからだ。
内側の窓から見える位置のそれはあり、なんとも魅惑的である。
この画廊は豪邸的でもあるので、内に納まって作品を鑑賞するだけで
終る事に私は抵抗がある。
外に広がる山裾から中腹の豊かな自然環境と相渉る回路が遮断される
からである。
この界隈は冬季オリンピックの為に山を切り拓いて造られた山麓線上に
開かれた高級住宅街である。
墓地を切り裂き、神社の石段と鳥居を切り裂いて造られた道路が、
西の大倉山ジャンプ場から南の真駒内のスケート場まで貫いている。
その選手と会場を結ぶ物流の道は、途中の自然を捨象して、ある。
目的地を結ぶ地下鉄・高層昇降機と同じ構造の、運搬効率の為に道路が
優先されてできた、新開地なのだ。
本来の山裾はこの真下に広がっていて、そこには有機的なムラの風景が
遺されている。
かってこの山麓はその傾斜と自然を生かして、何軒もの養狐場が広がり
毛皮を供給していたという。襟巻きや防寒服の裏地に使われたものである。
そうした地形とともに生きた生活形態を棄て、時代はいつの間にか車社会
の増幅道路としてこの地を切り裂いて、高級車の乗り入れる住宅街とした。
その為この周囲の自然は、緑の多いインフラ環境として在る。
従ってM邸画廊の周囲にも、そうした原生林に近い環境がすぐ目の前に
ある。そこを遮断して内側に閉じるような美術環境を私は嫌うのである。
しかし外と内を繋ぐように、作品が外の木の枝に在ると聞いて、その内外の
関係性の展開がとても嬉しく感じたのだ。
もう一度見に行かねばならない、そう思っている。

*森本めぐみ展「ものもつ子のこと」-10月12日(水)-30日(日)
 am11時ーpm7時:月曜定休。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2011-10-21 13:04 | Comments(0)


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