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テンポラリー通信

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2011年 10月 01日

風の日ー点と線(12)

暖かさが去って、風と共に9月も去る。
昨日は朝から電話が鳴りっぱなしで、気忙しい一日。
秋風吹いて寒さも加わり、今日から一気に冬の年(mata・pa)。
来年と年末の展示の段取りに追われた。
そして今月半ばからの森本めぐみ展。
急な中止もあれば、急な展示もある。

年末の吉増剛造展「石狩川坐ル、ふたたび・・・」は、1995年8月の
「石狩河口/坐ル」展以来である。
この時の石狩滞在が吉増さんの名作長編詩「石狩シーツ」を生む。
そして今回石狩河口から石狩川とタイトルが変わった事と、
加えられた「ふたたび・・・」の文字に、15年余の歳月を感じる。
昨年暮来廊の後、冗談のように”里帰り展”と話していたが、これは
単なる里帰りではなく、ひとつの総括展でもあり節目と思える。
それは吉増さんだけの問題ではなく、関わった私たち自身の問題とも
重なって在る。
大きな美術館・文学館のような公的な場所ではなく、小さなギヤラリー
に吉増剛造の凝縮した作品の真髄が集結する今回のような機会は
そうそう在り得る事ではない。
そこにはこれまで培われた交流のカルチヴェート・土壌が詰まっている。
それは、ともに(con・・)とも呼び得るコンテンポラリーな時間である。

年明けて、雪の野外とここで併せて展開する予定の鉄とガラスの
阿部守×高臣大介展もまた、ふたりの異分野の交流から生まれた
二人展である。展示の場の設定も含めて、札幌という土地の軸心に
触れる展開を志して試みられる。
千葉から移住してきた洞爺の高臣大介、関東出身で福岡在住の
阿部守。このふたりのこの地札幌への思いがここ何年かの交流を経て
初めて二人展として実現するのである。
鉄の造形作家とガラスの造形作家の雪風景を背景とする共作である。

このふたつの年末年始の企画展は、準備段階から気の抜けない時間
が続くと思う。

*森本めぐみ展ー10月12日(水)-30日(日)
 am11時ーpm7時:月曜定休。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tewl/fax011-737-5503

by kakiten | 2011-10-01 15:52 | Comments(0)


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