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テンポラリー通信

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2011年 06月 22日

教授とアイドルー夏日幻想(12)

10歳になった結音ちゃんが来ていった。
2階でパソコンに向かっていたら、ひょいと梯子を登りカーテンを開けて
顔を出した。ハイタッチで挨拶。
すぐ膝の上にのり、一緒にパソコンを覗く。
それからいつものようにお絵描きが始った。
ここ2,3年で描き出す絵が変わってきている。
今度はより構造的な大きな樹の絵だった。
そこに小さな人が飛んでいる。
最初来た頃は、専門学校の10代の4人展だったが、2時間程かけて
60点ほどの作品すべてにタイトルを付けていった。
亡くなった齋藤紗貴子さんの風船を使った展示では、風船と一緒に遊んで
いた。そして後から齋藤さんが亡くなった事を知った時、泣いてくれた。
いろんな意味で、この子はここのアイドルである。
そしてここ1、2年は来た時いつも絵を描いてもらう。
これがなかなか天才的である。
幼女から女の子に変わる時期が絵画に表れる。
齋藤周さんの世界も楽しそうだった。
ただこの時間は、多くの人がいて、特によくある画廊の飲み会的なお仲間
雰囲気でお酒、おつまみ持参の人もいたので、居場所が限られた。
そんな中でも、一生懸命に絵を描いていた。
それが大きな樹木に小人のように人が飛んでいる絵である。

昨日Mの恩師北大の北村清彦教授が来る。
先日の道新に3回連載で、イサムノグチの父野口米次郎について
書かれている。
その話をした後、Mの遺作曲「撓む指は羽根」の有山睦さんたちの演奏を
聞かせた。
メロデイーを口ずさみながら、いいねえと、褒めてくれる。
見かけに寄らず、身が軽く、すっと梯子を駆け上がり、2階のベンチに
腰掛けている。
これでMの高校の恩師と大学の恩師が、同じ空間に肩を寄せた。

足の故障も大分軽減する。
今日も自転車で出勤。
階段の上下も何とかスムースに。
まだ多少痛みは残るが・・。

*「これから降りていこう/齋藤周」展ー6月26日(日)まで。
 am11時ーpm7時。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2011-06-22 12:18 | Comments(0)


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