風邪気味なのか、胃の調子が悪い。
部屋の中でも今日は寒気がして、マフラーを首に巻いている。
先日スイス在住のRさんから行者ニンニクのペーストが送られてきた。
商標マークは熊である。
今は絶滅し姿を消したが、かって熊は多く棲息していたという。
北海道に木彫りの熊を伝えたのも、このスイス地方からの伝承である。
牧場の少女ハイジが走る山の草原は、かって森林だったのだ。
森が消え、熊も消えた。
そして熊の木彫りの土産物とこの行者ニンニクの商標にその名残がある。
緑色のペーストになったこの食品は、ソーセージやパスタに絡めると
絶品の味だった。
もうすぐこちらもキトピロ・行者ニンニクの季節がやって来る。
普通おひたしか醤油漬けで食べるが、こんな風にペーストに瓶詰めされている
と別の食感となる。
しかし確かにあの行者ニンニクの香りと味がある。
少し消耗気味の体調なので、たくさん塗って食べた。
スイスにはまだ一度も行った事はないが、イメージにあるあの緑豊かなワンダー
ランドも、実は森林破壊の後の整備されたランドフィルーランドなのだ。
そう思うと、ふと昨日も流れていた福島県の避難区域に棄てられた牛の姿を
思い出していた。
牛たちがのんびりと道を歩いている。
それだけを見れば平和でのどかな風景だった。
その向こうに見えない瓦礫、風景の破壊が潜んでいる。
ランド→ランドフィル→ランド。
熊の顔の商標とキトピロ・行者ニンニクの瓶詰め。
その美味には複雑な味があった。
北海道と似たスイスの一地方の風土・植物・動物。
未来から熊とキトピロが瓶詰めされて届いたのかも知れない。
*「記憶と現在ーそのⅢ」展ー5月1日(日)まで。
am11時ーpm7時:月曜定休。
*及川恒平フォークライブ「まだあたたかい悲しみー其のⅢ」
5月8日(日)午後4時~予約2500円・当日3000円。
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
te;/fax011-737-5503