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テンポラリー通信

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2011年 02月 08日

高臣大介展終るー螺旋する時間(14)

風邪に捻挫と波乱の一週間が終る。
今日の高臣さんのブログを読むと、高熱とある。
熱もあったのだと初めて知る。
私の捻挫は湿布が効いてなんとか3日目から歩けたが、
高臣さんの風邪は意外としつこかったようである。
ただ傍から見ていると、そんな風には見えなかった。
午前3時、2時、2時と連日飲んでいたようだからである。
そして朝多少の遅れはあっても、大体開廊時間には来ていたから。
これも年に一度冬の個展に賭ける、彼の気迫の賜物である。
その甲斐あって、自然のガラス・黒曜石との出会いは、今後の彼の
ガラス製作活動に大きな刺激を与えてくれたものと思える。
今年予定の石をテーマとする<墾>テンポララリー展にも、
ぜひ参加してもらいたく思う。
支笏火山の札幌軟石、十勝の黒曜石。
これら各地の大地から結晶した石たちを素材として、地相から
我々の生きている場を再構成する試み<懇>テンポラリー展は
秋口には展開したいと思う。

福岡の鉄の彫刻家阿部守さんから電話がある。
今年5月後半の個展を打診される。
来年冬は、高臣さんとのコラボレーシヨンを予定している。
鉄とガラスのふたつの土中からの素材が、形を変えて競演する。
高熱によりひとつは固く精錬され、ひとつは透明に精錬される。
飴のように柔らかく融けて、固定するふたつの様態。
今回の黒曜石との出会いにより、よりガラスと鉄の相似性が増した
気がするのである。
以前から阿部守×高臣大介展の計画はあったが、やはり機の熟する
時というものはあるものである。
これからの一年がちょうどその時期に当たると思えるのだ。

高臣展搬出に定休日の昨日出勤して、この間昨年末から休みなしが
続いたのでこの辺でまとめて取る事にする。
次回網走の佐々木恒雄展まで英気を養う積り。
かといって、ギヤラリーを閉じる訳ではない。
毎日一度はハミガキブログに向かい、身辺整理。
札幌・緑の運河エルムゾーンを守る会の今後も考えねばならない。
署名活動だけでは手詰まりの感もあるからだ。

*佐々木恒雄展ー2月22日(火)-3月6日(日)

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2011-02-08 14:00 | Comments(0)


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