テンポラリー通信

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2011年 01月 14日

白と青の世界ー同時代の森(16)

青空が広がり、街は白く光っている。
白と青の世界が広がる。
うっすら新雪が積り、画廊の前を覆っていた。
軽く除雪をしていると、車が寄ってきて声が掛かった。
黒い帽子似合うわね、とSさんだった。
出勤前に近くを通ったという。
同乗の写真家Kが車を降りてきて、野上展を見たいと言う。
以前ここで尾道から古い民家の線木を運び、野上さんが3点椅子の造型を
した時撮影した事のあるkだ。
早速会場に入り、ゆっくり見ている。
その間私は雪掻きを続ける。
白く固い地面が、朝の光に眩しい。
雪掻きを終え中に入り、水道の蛇口を開く。
水が出ない。
今朝も凍結である。
石油ストーブの火を点け部屋を暖める。
Kが帰る頃やっと蛇口から水が迸り出す。
その間2,30分。

会場に戻ると黒い犬が変わらずに、宙を見上げている。
眼のない犬。
小さく真中に穴の空いた球体の鳥が、10個宙を飛んでいる。
10個の面球は、眼球のようである。
そしてこの眼球は、作者の心・魂のように飛んでいる。
眼のない黒い犬は、日常の肉体でもあり作家自身の反映でもあるだろう。
白い街と青い空、そして黒い犬。
もうすっかり見慣れた会場風景だが、いつも新鮮な何かを感じている。
会期も後2日。
2月1日からの高臣大介展まで、少しの正月休みと川俣正のアーカイブス展
を試みる積りだ。
1月22、23日来札の川俣正ワークショップ「北海道インプログレス」に
合わせてみたい。
1983年8月の「テトラハウス・326プロジェクト」の資料と写真展である。
私や唐牛幸史、佐藤真史その他の人々のその後の原点ともなったアートプロ
ジェクトである。勿論川俣正の作家活動のひとつの原点ともいえる。

*野上裕之展「鳥を放つ」-1月16日(日)まで。
 am11時ーpm7時。
*川俣正アーカイブス展ー1月20日(木)ー29日(土)
*高臣大介ガラス展「雪調(ゆきしらべ)」-2月1日(火)ー6日(日)

 テンポラリ^スペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503
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by kakiten | 2011-01-14 12:51 | Comments(0)


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