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テンポラリー通信

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2010年 11月 14日

季節の湿地帯ーNovember step(16)

明日から雪と予報。
木々も最後の衣を脱ぎ捨てている。荒涼とした華やかさ。
東京のN氏から、佐佐木方斎「逆絵画」展、昆テポラリー展見に行けず
残念とのメールがある。
末尾にもう根雪でしょうか、との言葉があった。
根雪には多分まだ間がある。
しばらくは、行きつ戻りつの季節の湿地帯。
冬から夏の4月、夏から冬の11月。界(さかい)の月である。

佐佐木方斎「逆絵画」展も今日で終わり。
今朝も開廊と同時に方斎さんが来る。
4年前には考えられない事だ。
一方あの頃元気だった花田和治さんの姿が見えない。
加藤玖仁子さんの届けてくれた3人のチューリップは、
今朝も元気に咲いているのだが。
来年は純(順?)絵画を目指すという佐佐木さんだが、昨日も
写真家のメタ佐藤さんがじっくりと「格子群」「余剰群」「自由群」の
3部作、「美術ノート」、「アートドキュッメント」図録等を見ていった。
一昨年昨年の佐佐木展のタイトルは「メタ絵画」「メタレリーフ」。
偶然だがふたりの<メタ>論議が面白かった。
苗字に<メタ>をつけている佐藤さんには、佐佐木さんとはまた
違うアクセスでの<メタ>がある。
ジャズドラマーの有山睦さんが来て、こちらもじっくりと旧作・新作を
見てゆく。一作ずつ鑑賞しながら音の旋律を感じているように見える。
今回の「逆絵画」に至るまでの佐佐木方斎の30年の軌跡に、彼は
コード・旋律・律動のような音楽を感受していたのかも知れない。

時に時代を超え、世代を超え、ジャンルを超え、同時に偶然開催中
のながわ・つかさのラデカルな批評の時代とも交叉しながら、
佐佐木方斎展は季節の界(さかい)を過ぎてゆく。

*佐佐木方斎展「逆絵画」-11月14日(日)まで。
 am11時ーpm7時。
*一原有徳追悼展ー11月16日(水)-26日(金)
*及川恒平ライブ「まだあたたかい悲しみ」-11月23日(祝)午後4時~
 予約2500円・当日3000円。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2010-11-14 12:43 | Comments(0)


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