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テンポラリー通信

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2010年 10月 29日

雪の後ーNovember step(3)

ケンに借りた自転車に、タイヤの空気を入れに行く。
いつもの自転車屋さん。
あれっ、という顔をした。そうなんです。違う自転車です。
うまく空気を入れられないのでお願いする。
手でするのと違って、あっという間にパンパン。
人の自転車は勝手が違うので、気を使う。
ハンドルも前の盗まれた自転車は、横一直線なので、前屈みで
アグレシブな走り方をした。
今回の自転車は、ハンドルが少し曲線なので、腰の落ち着きが良い。
腰の位置が違うと、視座も違う。
椅子に座って運転している感じだ。
タイヤに空気を入れて、快調に走る。
エルムトンネルの上、北大構内の樹が枝を落として荒れている。
先日のドカ雪の為、紅葉した葉に濡れた雪が積りその重さで折れたのだ。
自転車道の脇の歩道が落ちた枝で埋まっている。
陽光が射して、路上の濡れて紅葉した枝が美しく痛ましい。
晩秋と初冬の入り混じる北の風景である。

腰の痛みも軽減して、再びバーバリーに戻る。
ジージリーと書いたら、喜んでメールをくれた人がいた。
そのお方はきっと、バーバリーの裏地を好きな人なのだろう。
格子縞のマフラーの柄である。
本来はミバーバリーはミリタリールックで、ベルトに輪がついているのは
その名残である。
手榴弾をぶら下げたという。
戦闘的なコートなので、腰を曲げて着るのは、なんとも不似合いである。

吉増剛造の「裸のメモ」詳読する。
この膨大な人生の記録。横糸のように絡む多くの人たち。
織姫の手仕事のような、吉増織りの世界である。
交感した人と共に織り成した70年の膨大な長編詩とも思える。
ただ昨年暮の目黒美術館「’文化’資源としての<炭鉱>」展の記載
がないのが気にかかる。
吉増さんは「石狩シーツ」をもって参加し、独自の講座も開いているからだ。
次なる出発に保留したのか、と感じている。
12月札幌訪問の際、その答えがきっと出るだろう。
石狩・みちゆき・吉増剛造は、まだ続くに違いない。
そう直感している。

*佐佐木方斎展「逆絵画」-11月2日(火)-14日(日)。
 am11時-pm7時:月曜定休。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2010-10-29 14:40 | Comments(0)


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