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テンポラリー通信

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2010年 10月 10日

昆虫学者来るー秋のフーガ(5)

ひょっこりと昆虫学者木野田君公さんが日に焼けた顔を出した。
地質の仕事で山に入っていてほとんど札幌にはいない。
昨夜札幌に帰って来たという。
昆テンポラリー展企画の時お会いして以来3,4ヵ月振りなので、
話がたくさんあって、一気に話す。
谷口顕一郎展も是非見て欲しかったので、個展の模様オランダでの
彼の仕事等を資料を見せながら話した。
急にいろんな人の事も同時に話したので、木野田さんも混乱したと思う。
後で山田航さんが来たので紹介したら、谷口さんとごっちゃになっていた。
その内河田雅文さん、企画者の熊谷直樹さん、活版印刷の酒井博史さん
、森本めぐみさんも見えて、役者が揃った。
初対面、久し振りと、木野田さんを囲んで話が弾む。
森本さんの壁に一部取り付けた真鍮の昆虫の部分を、さすがに木野田さん
はすぐに判別して、これは蝿の口、なんの肢、どこそこの触角と指摘した。
この昆虫の部分の造型が、百近く壁に固定され、不思議な壁となる。
昆虫の標本箱の話になり、じゃあ、家まで来るかという事で急遽木野田宅
へ全員向かう事になる。
私はギヤラリーに残り、他は全員車で木野田さんの家に向かった。
手稲星置という札幌から小樽寄りの遠くらしい。
3時間程して、明るい顔をしたみんなが戻ってくる。
凄い量の標本数だったらしく、次から次と見せて頂いたようだ。
きりが無いので途中でこちらの方も気になり、引きあげてきたという。
素材提供者の木野田さんも燃えてきて、いい感じで昆テンポラリー展
が始ってきた。
来週末には再び出張から帰り、顔を出すと言う。
谷口さんは家でお父さんの手作り肉じゃがを囲み、親戚の人も集まって
食事会ということで、この日は残念ながら会えなかったが、来週末には
きっと会えるだろう。
このふたりは、ジャンルは違うが気が合う筈である。
虫の形態を美しいと思う感性と、壁や路上の傷痕、凹みを美と感じる
感性は、どこか似ているからである。
ともに普通の人には無視される存在に、その固有性を発見する
感性の持ち主だからである。
昆虫を主題にそれぞれの感性が交響する今回の展覧会は、
相当にユニークな世界が、昆虫曼陀羅のように構築されると思う。

*昆テンポラリー展「札幌の昆虫を素材にして」-10月12日(火)-24日(日)
 am11時ーpm7時。月曜定休。
 :谷口顕一郎・森本めぐみ(美術)・河田雅文(構成・映像)・山田航(短歌)
  ・文月悠光(現代詩)。:素材提供・木野田君公「札幌の昆虫」(北海道大学
  出版会)。企画・熊谷直樹。企画協力・テンポラリスペース。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2010-10-10 12:17 | Comments(0)


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