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テンポラリー通信

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2010年 10月 09日

昆テンポラリー展へー秋のフーガ(4)

東京在住の詩人文月悠光さんより詩が送られてくる。
これでほぼ全員の作品が揃った。
山田航さんの短歌8首とともに、若手俊英が揃う。
酒井博史さんの活字印刷DMも出来上がる。
昆虫の羽紋様を見事に生かした出来上がりである。
表の<昆>の文字、この少し大きめの活字も素晴らしい。
昨日森本めぐみさんの真鍮で創られた昆虫のデイテールも、
一部壁に取り付けられた。
後は今自宅で制作中の谷口顕一郎さんの絵画が、多分飲み過ぎて
倒れていなければ、ほぼ揃う事になる。
木野田君公氏提供の昆虫のデイテール拡大図が、天井画のように
2階吹き抜けに飾られ、会場はやがて昆虫伽藍のように仕上がるだろう。
構成を指揮する河田雅文さんの腕の見せ所である。
昆虫の内部外部世界が一体の、不思議曼陀羅自然となって
我々の視界を囲む。
そんな空間が今週末から週明けにかけて創られ構成されてゆく。
今からわくわくする思いが駆け巡る。
会期中木野田氏の時間が許せば、近くの北大構内を歩き、
昆虫フイールドワークを実行したい。
枯葉舞う野・林に冬の準備に励むどんな虫たちと出会うのだろうか。
札幌・緑の運河エルムゾーンは、同時に昆虫たちの世界でもあるのだ。
一本一本の木は垂直に天地に立つが、その一本一本の集まりが、
森となって有機的な生物のコンミユーンを形成する。
それは小さな宇宙とも思える。
木が、虫が、草が、風が、光が揺れて関わる。
虫の世界から土が見え、森が見え、光が見え、世界が見える。
デイテールに神宿る。
その神こそは、自然という有機的で新鮮な内なる、外なる我々の
生きている都市を超えたランド(国)なのだろう。
さっぽろ・イシカリランド再生の小さな試みは、昆虫の触覚のように
個々の感性の触手を通して表現され、リパブリックする。
昆テンポラリー展、ご期待下さい。

*昆テンポラリー展「札幌の昆虫を素材として」-10月12日(火)-24日(日)
 am11時ーpm7時:月曜定休。
 :谷口顕一郎・森本めぐみ・川田雅文・山田航・文月悠光。
 :素材提供・木野田君公氏「札幌の昆虫」(北海道大学出版会)
 :企画・熊谷直樹。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503
 

by kakiten | 2010-10-09 12:21 | Comments(0)


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