今日で9月も終る。
真夏の暑さに始まり、冷たく澄んだ秋晴れの終わり。
この1ヵ月の気温差は激しい。
人の来訪切れ目なく、しかし何故か平坦な印象だ。
先日訪ねたばかりの某店のマダム、旧知の谷口さんの友人。
顔見知り程度の人、名前だけで顔を知らなかった人。
様々な人が代わる代わるに来る。
その時語り合うのだが、残るなにかがない日。
川に例えれば、さらさらと流れ、澱みのない流れ。
作品に話が及び、濃くなる事がなかった所為だろうか。
それぞれの近況と現状を日常的に繋ぐ事が、主たる話だったから。
それが悪いという訳ではないのだが、自分自身も含めて重い時と
心の軽い時がある。
人の数でも時間の長さでもない、句読点のような時間が無い時もある。
最後に、最近亡くなられたお母さんの話を、深く重く話す人が来て、
昨日のさらさらした時間は、最後に句読点のように重く沈んだのだ。
しかしこれも谷口展とは関わり無く、胸の想いを吐露されたものだ。
空は高く澄んでいるが、心は何故か低く沈む今朝。
*谷口顕一郎展「凹みスタデイ#19」-10月3日(日)まで。
am11時ーpm7時。
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
tel/fax011-737-5503