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テンポラリー通信

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2010年 09月 08日

秋風立つーハルニレの羽(23)

太平洋高気圧が大陸性高気圧に変わり、秋の風が吹き出す。
昨夜はもう半袖が寒いくらいだった。
夏の末が見えてきた。
煩い蝿も消えて生ゴミが気になる部屋も、風が通る。
当りの出たソーダアイスガリガリくんの棒も、もう気にならなくなった。
いつ交換に行くか、恥ずかしい気もして、かといって投げるのも惜しいし
とそのまま取って置いたのだ。
いい年をして当り棒握りしめて、コンビニに駆け込むのも気が引ける。
他の物を買う時さり気なく、これって当りだけど・・と、
シミュレーシヨンしてみたりした。
ミルク系の氷菓より、さらっとしたガリガリくんが好きだ。
今年の暑さでよく食べたから、初めて当りの出た棒っこは感動したのだ。
青いソーダのこの氷菓は、今年の夏の思い出である。
まだ夏の戻りがあるかも知れないから、大事に取って置く。

谷口顕一郎さんのブログを見ると、6日ヨーロッパを発つと書いてある。
私が夢の中でケンちゃんに会った日である。
以心伝心だったのかも知れない。

やっと北の国らしい9月が来て、北大寮歌の秋の一節

 雄々しく聳える楡(エルム)の梢

の実感が、朝の自転車の走りの途中にも感じられる。
北大畜産学部の牧場傍に立つエルムの大木が、凛々しいのだ。
京都の大学に通うかりんとうさんは羨ましがるかもしれない。
39度とかいう恐ろしい温度と聞いたから。
帰省時も痩せて見えたから、相当暑さに参っていたと思う。

尾道のNくんから結婚の通知が来る。
葉書の写真には、高台のお城とマンシヨンらしき建物の間に立つ
古民家に矢印が付けてある。
そこが新居との事。
凄いところに住んでいる。年末個展頑張りますとのコメント。

Nくんと同期のSさんが来週からニューヨークへ行くという。
人生上のある大きな転換期を迎え、心の整理も兼ねて異国へ旅する。
友人の美術家Rさんに連絡し、会ってもらうように頼んだ。
人生上の先輩であり、美術家同士きっと良い出会いとなるだろう。

先日一時帰省した写真家のOさんから、差し上げたロジャー・アックリング
の小冊子石狩河口滞在作品カタログを読んで、喜びのメールが来る。
次回来札の折は是非歩きたいとの事だ。

さまざまに人の帰去来の便りが届く。
これも秋。
風の便り・・。

*西田卓司展「ワーキングフロー」-9月12日まで。
 am11時ーpm7時
*谷口顕一郎展ー9月21日(火)-10月3日(日)

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2010-09-08 11:45 | Comments(0)


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