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テンポラリー通信

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2010年 08月 27日

撓む指はふたつの羽根ーハルニレの羽(13)

尾道在住の彫刻家野上裕之さんが、目出度く入籍との事。
9月札幌でもお披露目らしい。
大学在学中からの交際の彼女と目出度くゴールイン。
同じ時期ベルリン在住の彫刻家谷口顕一郎さんも一時帰国し、
入籍の予定である。
こちらも長年付き合って暮らしている彩さんと目出度くゴールイン。
9月は二組のカップル成立で、華やかな予感。
谷口さん帰国時、テンポラリースペースで9月21日から10月3日まで
個展が予定されているが、この個展中谷口さん彩さんを愛する音楽家たちが
ライブを計画している。
ジャズグループ「エレガントピープル」のドラマー有山睦さんが中心になって
企画した豪華なメンバーによるライブである。
サックス仲西弘之、須田裕之、ギター・ヴォーカル古館賢治・今村しずか
ベース本間洋佑、ドラム有山睦。
演奏は3部構成で、1部は谷口さんの作品色黄色に因んで選曲されている。
秋吉敏子の「Long Yellow Road」は、シベリア経由で欧州に行った
ケンとアヤの為に選んだという。外に坂本龍一のYellow Magic等。
2部は古館賢治と今村しずかのヴォーカルとギター。
ふたりの自作曲を披露。初共演である。
3部はジャズメンバー日頃のレパートリーからの演奏という。
この中に故村岸宏昭の遺作「撓む指は羽根」が入っている。
有山睦さんたちが、スタンダードナンバーとして何度も演奏してくれて
いるムラギシの遺作曲である。
有山さんと村岸は生前会った事はない。
ムラギシの遺作集収録CDを聞き、有山さんがこの曲に傾倒して
自らの演目に取り入れたものである。
有山さんのコメントに曰く、

 「撓む指は羽根」については、テンポラリースペースでの演奏が
 叶うことになり、ただただ嬉しいです。

私にムラギシを最初に紹介してくれたのは、他ならぬ谷口顕一郎である。
それは大学入学直前のムラギシだった。
それから大学4年の7月ここでの初個展が最後の個展となった。
今回ムラギシ遺作集が仲立ちとなり、生前の村岸を知らない有山さんたち
が、彼の遺した曲を媒介にしてムラギシを演奏する。
彼の遺した曲が純粋抽象となって、人の心を繋いでゆく。
縁ある場所、縁ある人間の個展会場で、初めてムラギシの音が再生される。
是非友人でもあった帰省中の野上裕之さんにも聞いて欲しいと思う。
そういえば、この曲はモエレ沼の冬のイヴェント会場で、野上さんも
加わってムラギシ指導のもと演奏した曲でもあるのだ。
ムラギシの亡くなる半年前の冬である。
偶然とはいえ、ムラギシに既知・未知の人たちが彼の曲を通して
ここに集る。
人の縁が重なり合いある結集をみせるこの夜は、祝いと供養と
生者と死者が魂の交流を果たす素晴らしい夜となるだろう。
今朝届いた有山さんからの谷口顕一郎展記念ライブの演奏プログラムを
読み、思わず先走って感動のまま記したくなった。

 このようなメンバーが集ってくれたのも、テンポラリースペースがあっての
 ことで、大変感謝しております。

末尾に書かれた有山さんの誠実で真摯な文章に接し、思わずこちらこそと
書かずにはいられなかったのだ。

ムラギシ、ケンちゃん、もう一度再会だね。
今度はふたりの作品を透して・・・再会だね。

*西田卓司展「ワーキングフロー」-8月24日(火)-9月12日(日)
 am11時ーpm7時:月曜定休・休廊。
*谷口顕一郎展ー9月21日(火)ー10月3日(日)
*昆テンポラリー展「札幌の昆虫を素材に」-10月12日(火)-24日(日)

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2010-08-27 12:20 | Comments(4)
Commented by けん あや at 2010-08-28 02:12 x
なんとも!!
ぼくらのことを覚えていてくれただけでうれしいのに黄色の曲まで!
すごい日になりそうです。
野上くんやいろんな方までをも祝える幸せの黄色にしましょう。
でも、期待に応えられるくらいの作品を展示しなくっちゃとかなり緊張もしてきました。
口だけだと言われないようがんばります。
Commented by テンポラリー at 2010-08-28 11:19 x
ケン、あやさん>そうですね、サハリンから大陸横断のふたり
をみんな覚えていますよ。そのみちゆきがあって、9月の入籍
があるのですものね。
Commented by ありやま at 2010-08-28 12:44 x
プログラムを紹介していただきありがとうございます(恐縮しております)。今から気持ちが昂ぶりますが、まだまだ練習はこれからです、メンバーの皆さんとチームワークでがんばりたいと思っております。当日は興奮しすぎないように、気持ちを穏やかにもって谷口さんの作品のなかで演奏できたら・・と思っています。とても楽しみです、そしてやはり本番が怖いです(笑)。
Commented by テンポラリー at 2010-08-28 14:08 x
ありやまさま>勝手にプログラム紹介して失礼致しました。
ベルリンのケンちゃんに一日も早くと思いまして・・。
とてもコメントでふたりとも喜んでくれているようで、
とりあえず初期の目的OKです。
本番は、和やかに、熱く、それでいいと思います。
見えない力の応援がきっと働きますよ。


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