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テンポラリー通信

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2010年 08月 01日

雨の日曜日ー森の記憶(22)

朝から雨。
昨日とはうって変わって曇天・雨模様。
立体切り絵のSさんが来たり、帯広のKさん達が来たり、
写真家藤倉翼さんも来る。
昨夕はここを改造した時の棟梁、副棟梁役のNさん、Mさんが来た。
床材を黒く塗った事には、ここで賛否が分かれる。
今回の展示には良いが、最初の会場コンセプトとは違う。
モダーンになりすぎる。
難しいところである。
塗料を会期終了後剥し元に戻す事もあり得る。
私としてはしばらくこのままで、自然に床が戻ればいいと思う。
これもこれでこの場のもつ過程である。
ただ昆テンポラリー展の会場イメージが、ずれてきた事は事実。
ドイツから谷口顕一郎さんが帰国したら、よくよく相談したいと思う。
副棟梁で会場床デザインを考えたMさんが、昆テンポラリー展の
会場構成を担当する予定だから、彼のイメージが違えば昆テンポラリ
ー展の構成が支障を来たすのだ。
札幌の昆虫を素材とした、虫から考えるさっぽろの地。
これも大事な展覧会である。
ひとつ変われば、種々な意見が出る。
本質はこの地を如何に真剣に真摯に生きるかである。
その上で、意見の相違が生まれる。
その基本を間違えない事だ。
唐牛さんの床に敷き詰めた薄い土。
その土が土壌となって今、青い芽が生えている。
この土壌を抜きに芽も葉も花も立ち上がる事は無い。
この空間も僅か4年だが、土に芽吹く芽と同じように、床材ひとつにも
時の積み重なった時間がある。
その木に刻まれた時間を塗りつぶされたようで、怒る気持ちも分るのである。
床材を塗った方も、まったくその事を無視している訳ではない。
自分の展示を最良の方法で見せたいと思っての事である。
この場でしかできない最良の方法と思ってのことである。
会場を悪くしようとなどは、露ほども思ってはいないのである。
ここを履き違えると、とんでもない方向に議論が行く。
来週以降の課題である。

*唐牛幸史展「REPUBLIC」-7月27日(火)ー8月15日(日)
 am11時ーpm7時:月曜定休・休廊。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2010-08-01 15:40 | Comments(0)


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