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テンポラリー通信

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2010年 07月 25日

快晴ー森の記憶(15)

東京から来た娘夫婦を案内して、緑の運河・エルムゾーンを歩く。
大通り西11丁目から、植物園一周、伊藤邸脇、清華亭、北大構内を歩くも、
途中構内食堂は日曜日でどこも休業。
食事場所を探して構内を出て結局北18条近くまで行き、喫茶店に入る。
日曜日、この辺りは休店が多い。
それから、テンポラリーへ。
展示準備中の唐牛さん、最後の仕上げに余念がない。
邪魔しないように一服する。
唐牛展はテンポラリースペース全体を使った、インスタレーシヨンである。
今日は唐牛さんの赤ちゃんの土の塑像が、運び込まれている。
これは旧山下邸の消滅と、新たな再生のモチーフでもあるのだろう。
自ら奥さんの出産に立ち会ったという遠い記憶と、昨年家屋としての一生を
終えた旧山下邸の記憶とが、彼の心の中できっと交錯してあるに違いない。
さらに横谷恵二さんのヴィデオ映像が、運び込まれる。
この映像は、あたかも家の内外を自由に歩いて見ているかのような、
全方向の映像である。
ネットを通して何処からでもアクセスが可能である。
こうして旧山下邸は、藤倉翼、竹本英樹、横谷惠ニさん3人の映像と
それを束ねる唐牛幸史さんの力業によって、視覚的にも記録され、
ドキュメントされる事になる。
後は真中に立つ唐牛さんの彫刻が、会場空間全体を引き締め束ねることに
なるだろう。
今日、明日を経て、テンポラリースペースは札幌のある時代の記憶を再生し
近代の純粋抽象を内含する空間として、ひとつのcontemporary(同時代)
スピリッツ溢れる空間に変容するに相違ない。

*唐牛幸史展「REPUBLIC」-7月27日(火)-8月15日(日)
 am11時ーpm7時:月曜定休・休廊。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2010-07-25 17:21 | Comments(0)


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