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テンポラリー通信

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2010年 07月 21日

展示作業始るー森の記憶(11)

唐牛幸史さんの展示作業が始る。
壁の補強、塗り替えと下準備。
大きく頑丈そうな額縁が今朝運び込まれる。
写真家の藤倉翼さん、竹本英樹さん、横谷惠ニさんが撮った
旧山下邸の写真も併せて展示されるらしい。
ここは土壁のある古民家だったから、その上にコンパネを張り
白く塗装をしている。
しかし、2階の壁はふかふかで重さに耐えられない。
4年目を迎え、この空間も唐牛さんの技術で
新たな空間に生まれ変わるだろう。
同じ古民家の山下邸を改装した唐牛さんの経験が活かされる。
今週はしばらく空間の変容に活気ある時間が続く。

今夜清華亭を中心議題とする集まりが、宇田川洋さんの所である。
札幌の緑の運河、エルムゾーンを守る会の立上げである。
資料を整え会議に望む準備をする。
オブザーバーとして、一市民の立場から清華亭関係の友人にも
出席をお願いした。
かって小樽運河全面保存を訴え敗れたある小樽人は、
真っ赤な運河の絵を遺したという。
港町小樽に運河があるなら、内陸の街札幌には緑の運河、エルムゾーン
がある。
泉と森の記憶を残す、道庁前庭ー植物園ー伊藤邸前庭ー清華亭ー北大
キャンパスと繋がる貴重な札幌原風景を後世に遺して伝えなければ
ならない。そう思うのだ。
この小さな声が何処まで届くのかは未知である。
しかし、なにか声を発して
<ただ少し長く居ると喉が乾くような、何か物足りなさを感じる>(山田秀三)
この街を、固有の自然風景の保つ街として再生しなければならない。
その為にもこの緑の運河、エルムゾ-ンは貴重な札幌の文化遺産なのだ。
それらは守るだけではなく、真の公共空間として開放され活かされなければ
ならない。
これもまた、<ReーPublic>である。
真の<公共>とは与えられるものではなく、自ら守り育てるものと思う。
真っ赤な運河ならぬ、まっかなエルムの森とならぬように
声をあげ闘わねばならない。

*唐牛幸史展「REPUBLIC」-7月27日(火)-8月15日(日)
 am11時ーpm7時:月曜定休。
*西田卓司展ー8月24日(火)-9月5日(日)
*谷口顕一郎展ー9月21日~

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011^737-5503

by kakiten | 2010-07-21 11:45 | Comments(2)
Commented by ナカムラ at 2010-07-21 17:48
サクシュコトニ川を北大内でたどるだけでも、水が北大のエルムとポプラの風景にいかにかかわっているかをしることになりました。学生時代、風もないのにエルムが突然倒れたことがありましたが、年齢ばかりではなく、地下の水脈が切られてしまったことの影響もあったのではと思った次第です。水の街・札幌を滅ぼさないようにしなければいけないと思います。それが都市内に存在する自然であるわれら「人間」の生き残る途だと思うからです。
Commented by テンポラリー at 2010-07-22 12:33
ナカムラさん>昨日は燃えました。ひとつのコアができたかと
思います。北大OBのあなたにも応援願いますね。
北大自体の札幌における位置付けの問題でもあります。
あれだけの敷地を擁しているのですから、学内問題で
閉じてはいけません。


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