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2010年 07月 20日
32度を超える蒸し暑い日。 大野一雄展最終日、最初に来たのは珍しい人。 ’89アートイヴェント界川游行を2時間番組として撮ってくれた 内村俊介さんと奥さんだった。 当時彼はJCOMの前身SCATにいて、自社番組として映像記録を 制作してくれたのである。 その2年後の大野一雄石狩河口公演も見に来てくれている。 奥様はここが初めてである。以前と変わらず少女のような眼差しで、 興味深く家全体を探索してくれる。 ここいいわね、と言ってくれ、私と内村さんのツーショットをカメラに収めた。 相変わらずいい男とお世辞もちょっぴり。 なにかこの日初めて純粋でしっかり者の奥さんに認知されたような気がした。 最初お会いした頃私は背広ネクタイが基本服装で、多くの仕事を背負い 込んでいたから、あまり信用されていなかった印象があるのだ。 再会の記念に当時の界川游行のポスターを進呈する。 次なる訪問者は、お花屋さんのM上さんだった。 西牧浩一さんの個展初日朝に訪れ、黒い版画を最初に評価してくれた人 である。その後少女期清華亭界隈で過ごしていたとコメントを寄せてくれた。 仕事休みを利用して来てくれ、あれ以来初めてゆっくりと話す。 清華亭で繋がったのも不思議だったが、さらに妹さんが慶応大学勤務で、 吉増剛造さんの写真集とも関わりがあるという。 吉増さんの出たばかりの写真集が妹さんから送られてきて、私のブログを 読みまた吃驚したという。 西牧さんの個展の前に、阿部守さんの作品の事で清華亭の事が載り、 今度は吉増さんの事がブログに載っていたからだ。 北大構内や清華亭界隈で少女期を過ごしたM上さんは、 その頃の風景が忘れられない原風景という。 それから古着市で着物を衝動買いしたという宍戸優香莉さんが来て、 自作の搬出にきた森本めぐみさんが来る。 そこへKギヤラリーのグル-プ展を展示を終え、十勝に帰る人形作家 伽井丹弥さんが見える。 ふと思いついて折角着物を買ったのだから、伽井さんに着付けを教わったら と提案し、宍戸さんの臨時着付け教室が始った。 青いハンニャの帯がなかなかである。 伽井さんたちが帰って久野志乃さんが来る。 彼女には大野一雄展とヴィデオを是非見て欲しかったのだ。 水の主題を顕在化した2年前のここでの個展以降、新たな展開の為にも そう思っていたのである。 <太陽は水であり、水は火にほかならぬことを、この時ほど強く体験させら れた時はない。>(菱川善夫)と評された映像を見て欲しかったのである。 あっと間に時間が過ぎた。 目頭を熱くして、声を詰まらせた久野さんがいた。 M上さんもうまく声にはならないようだった。 北大中央ローンのサクシコトニ川に飛び込んで遊んだことを思い出した と言う。 この人はほんとうにエルムの森の住人、その記憶から発想する人だ。 追悼・大野一雄展最終日は、エルムの森の人、浦河の海で生まれた水の人、 青いハンニャの帯の人、大作「なみなみとして、もつ」を描いた太陽の火の人 と大野先生の展示に相応しい美しい人たちに囲まれて終る。 帰り際にパソコンを見ると、先日の吉増剛造ー大野慶人対話の見聞のメール が、文月悠光さんから届いていた。 やはり大野先生もこちらにそっと、来て頂いていたのかもしれない。 そんな気持ちのする文章だった。 テンポラリースペースで追悼展をしていますと伝えると、 大野慶人さんは嬉しそうでしたと、文月さんがメールの最後に 書いていたからだ。 *唐牛幸史展「REPUBLIC」-7月27日(火)-8月15日(日) am11時ーpm7時:月曜定休。7月20日ー25日まで展示設営。 *西田卓司展ー8月24日(火)-9月5日(日) テンポラりースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向 tel/fax011-737-5503
by kakiten
| 2010-07-20 14:36
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Comments(2)
17日の横浜バンクアートのブラヴォー!大野一雄の会に参列してきました。大島龍さんが来られていたようで、有限会社かんたの社長さんから教えられました。時間がなく、お花を手向けて慶人さんに挨拶してから河村悟さんと立ち話くらいで帰宅してしまいました。大野さんの稽古の言葉が帰りの電車の中で頭の中を駆け巡りました。
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ナカムラさん>そうでしたか、龍さんお見えでしたか。
ご報告ありがとうございます。 |
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