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テンポラリー通信

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2010年 07月 13日

囲むー森の記憶(4)

藤谷康晴さんの大阪・AD&Aギヤラリー個展映像を見る会を催す。
かりん舎のおふたりが、カレーライスと野菜を持ち込んでくれる。
偶然来た岩見沢教育大1年生の瀬戸くん、歌人の山田航さん、
写真家のアキタヒデキさん、藤谷さんたちと見る。
映像自体は、会場風景をざっと撮影しただけのものだったが、
現場で描いたという床の作品が気になった。
青い描線だけで描かれたもので、もっとアップで見たかった。
初の関西個展は、本人にとって大きな収獲があったようで、
従来にない青の描線の多さが、作家の変化を示唆している。
その後折角大野一雄展をしているので、まだ一度も見ていないという
瀬戸くんの為にもと思い、大野一雄の石狩河口公演の映像を流す。
ヴィデオの映像の色が時々濃くなる。
そろそろDVDに代えておかなければ、劣化が進む。
最後まで見終わって、かりん舎の坪井圭子さんが、ぽつりと呟く。
何度見てもいいわ。
自分もそう思う。
何度見ても新たな発見と感動が深まる。
流れが先に分っていても、その度に深まるものがある。
この公演の後、いつも稽古場でプレスリーの「好きにならずにはいられない」を
流していたという大野先生の心が、私にはさらに響くものがある。
あれは、あの曲は、まさに<みちゆき>の歌ではないのか。

 Like a river flows surely to the sea
 Darling so it goes some things are meant to be
 Take my hand、take my whole life too
 For I can’t help falling in love with you

かりん舎のおふたりの作ってくれた美味しいカレーと
朝畑から採ったばかりという野菜をたくさん食べて、身も心も満たされた
時間であった。
追悼と新たな出発を見詰めるいい一夜を持ったとみんなに感謝する。
今月14日、東京では大野慶人さんと吉増剛造さんの対話がある。
私は行けないけれども、今は札幌で私なりの心を送るのだ。
文月悠光さん、大塚くん。
代わりに立ち会って下さいね。

*追悼・大野一雄展ー7月9日(火)-18日(日):am11時ーpm7時。
*唐牛幸史展「REPUBLIC」-7月20日(火)~随時展示作業。
 8月3日(火)-15日(日)展示。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2010-07-13 12:38 | Comments(0)


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