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2010年 03月 30日
写真家のT氏が愛娘結音ちゃんと一緒に来る。 故斎藤紗貴子さんの個展、高臣大介さん個展、宍戸優香莉さん個展と もう4度目だろうか。 来る度に大人になっている。8歳から9歳になった。 今回は、秋元さんの鳥に注目し、先ず一羽づつ名前を付け出す。 次に太田さんのみみずにもひとつづつ名前を付け、 森本さんのピーナツの殻と指の素描にも、名前を付け出した。 この間3時間余り、すべての名前を芳名録に記す。 いやはや、子供のエネルギーは凄い。 それぞれ個々の特色を言葉で表わし、記載した。 作品空間で遊びながら、百近い展示物にネーミングした。 父のT氏も半ばあきれながら諦めて、その姿をヴィデオ撮影に収めていた。 最近ではこの9歳の結音ちゃんが、一番熱心な鑑賞者ではないだろうか。 子供がいると、展示会場によっては嫌がり大人しくさせる所もあるようだが、 子供の感受性を大人の枠で推し量ってはならないと思う。 彼等彼女等は、時として大人以上の批評眼を保っている。 それを体で表現する事が多々あるのだ。 毀損したらとか、大人はその時必要以上に気を使う。 美術への世間体である。 しかし子供は、本能的に作品の位置を知っている。 決してそうそう毀損には至らない。 先ず楽しむのだ。その楽しみ方が、彼、彼女等の批評である。 今回のように知っている言葉の凡てを動員して名付けるというのは、 ある意味鋭い批評でもあり、彼、彼女等の直感的作品評価なのだ。 秋元さんの鳥の名前一例 ハン、ミエネ、キレイ・・。 太田さんのみみずの名前一例 うね、ふう、ぴう・・ 森本さんの指とピーナッの殻の名前の一例 くろピー、モロピー、ふぴ・・。 この調子で百個近くのネーミングが完成した。 昨年10月末初めてここへ来た時は風船に吊らした写真展で、その作者 斎藤紗貴子さんが今年1月不慮の死を遂げた時には、その事を聞いて 泣いてくれたという。 ただ遊んでいた訳ではないのだ。 きちっと作家を覚えていて、作品と共に見ていてくれたのである。 こうした子供の感性を締め出し、押さえつけるようなアートなどは 大人の自慰めでしかない。 そんなエネルギーに満ちた感想を与えてくれた結音ちゃんが帰った後、 秋元さんと顔を見合わせ思わず、う~ん疲れたねと、ふたりで呟いたのだ。 *「触れるー空・地・指」3人展ー秋元さなえ・太田理美・森本めぐみー 4月4日(日)まで。am11時ーpm7時:月曜定休。 *藤谷康晴展「ANALOG FLIGHT SAPPORO→」 4月13日(火)-25日(日) テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向 tel/fax011-737-5503
by kakiten
| 2010-03-30 14:33
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Comments(5)
身体コミュニケーションと言語コミュニケーションの両方を使うことはたいていの人が大人になると忘れてしまいますが、そんな子供の鑑賞を近くで見ることができていいですね。9歳はまだまだ子供でいられるんですね。
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
nishikawaさま>そうですね、キーシンが13歳の時演奏した
ショパンのピアノコンチェルトもそうですが、体全体で弾いていま した。大人の情緒のない分、すばらしかったです。 それまでのその曲の印象と全然違うものとなりました。
疲れさせてしまってすみません。
今彼女は、 商業施設に使われるかも知れない絵に取り組んでいまして、 あの日から更にやる気を見せてます。 特別な時間を過ごさせて頂き、 どうもありがとうございました。 |
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