久し振りに冬至のかぼちゃをご馳走になる。
マイミクのKさんの差し入れ。
ついでに御節料理も回して頂くようにお願い。
最近こうした家庭料理に餓えているようだ。
昔祖父が健在の頃、家は本家だったので、従兄弟もみんな集まり、
楽しかった。大きなお重が5段くらいあり、煮しめ、うま煮、黒豆、ナマス、
数の子等がいっぱい入っていた。
正月中はこれを食べ、最後は飽きてカレーライスが欲しかったりした。
しかし大晦日の夜は豪華で人も多くいて豊かな気持ちだった事を覚えている。
当たり前のように食べていたものが、人も食べ物も失われて、恋しくなる時も
ある。
後悔はないが、得るものと同じくらい喪ってきたものもあるのだ。
ビニールの不透明な部屋の中に、大きな真っ赤な絵が出現してきた。
森本さんが描き続けている。
26日からバイトが始り中断するだろうが、年明け以降には完成するだろう。
鈴木悠哉さんといい、森本さんといい、ここはトランスルームと化している。
作家の何万ボルトかの充電するエネルギーが、何ワットかに変電され展示
へと展開してゆく。
年末から年明けにかけては、こうした展覧会がここ何年か続いている。
尾道へ移住した彫刻家の野上裕之さんの個展の時もそうだった。
昨年は、沖縄へ移住したチQさんと網走へ移住した佐々木恒雄さんの
ふたり展も新年そうそうだったが、ふたりの転換期の年越しだった。
その佐々木さんが正月早々網走から札幌へ来るという連絡がある。
オホーツク海の漁師業一年目を終え、久し振りのさっぽろ。
どう体型も変わっただろうか。
沖縄から帰省中のチQさんとも、一年振りの再会となる。
来年2月流氷の頃、是非一度オホーツクを訪ねたいと思っている。
まだ一度も流氷を見たことがない。
今年見た2月の沖縄の青。
来年は北の青をこの目でしっかりと刻み込みたい。
青を通した南北の強い相違、その間に広がる深い磁場を経験したいから。
さっぽろでさっぽろを深く生きる。そして繋がる。
マイラブ、そして友よ、世界は深く広い。
*森本めぐみ展「くものお」-12月15日(火)-1月13日(水)。
am11時ーpm7時:12月31日ー1月4日正月休・月曜定休。
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
tel/fax011-737-5503