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テンポラリー通信

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2009年 10月 02日

もう雪虫が・・-’Round midnight(2)

真駒内のYさんが、ブログにもう雪虫が飛んでいると書いている。
October runー冬の挨拶、晩秋。
広島で展覧会をしていた洞爺のガラス作家Tが、ブログに書いている。
こんなにも気温が違うのか、寒いと。
北には北の流儀がある。
全国一律に秋ではない。
またぞろ、地下通路を何百メートルも多くの作家作品で埋める恒例の
秋の芸術陳列展が始るようだ。
サッポロ国際アート展を将来目指すとかを謳い文句に、役所も力を入れて、
文化都市サッポロを売り込む。
地下通路を札幌駅から大通り駅まで延伸する工事も進んでいる。
その通路には通年アートを並べるとかいう構想もあると聞いた。
地上のショーウィンドーに色んな作品を置く「窓辺の百人展」とかもあったが、
今度は地下通路にぞろりと並べる計画だろうか。
この地上と地下の通路に文化が土壌としてあると思うのか。
雪を避け、雨を避け、陽射しを避け、風を避け、要するに自然要素を排除し、
観念上の全国一律の”芸術の秋”を展示する、直線道路である。
商品や企業宣伝のハコを衣装変えしてアートで埋める。
不景気で切り詰められた宣伝媒体の代替えが、アートのお手軽利用
である。
なんでもかんでも人の眼に触れられればいいという、顕示欲におもねる
増幅作用しかこんな企画には感じられないのだ。
雨風なく移動する<用>としての効用が優先する通路に、いかなる本来の
<この道>があるのか。
さっぽろを象徴したかっての<この道>には、さまざまに触れる自然がある。
時計台もあかしあの花も丘も雲もある。何よりも人と風土の記憶がある。
この通路には、その要素が何もない。ただただモノがアートという名で
埋められ陳列されるだけである。
文化とは何か。cultivateなきcultureは信ずるに足りない。
アート花壇である。
菊人形の陳列の方がまだましである。菊の花には薫りがある。
サッポロスイートとかいうお菓子でも展示したほうが余程いい。
かってショップの大ハコ、中ハコを、市街地再開発法で開発した都市改造を
今はアートというインフラソフトのハコに切り換えているだけだ。
そのキャッチが、「芸術の秋」というものである。
全国一声に、お芸術の秋である。
街全体がデパートの催事場と化し、ハコものとなる。



*藤倉翼写真展ー10月4日(日)まで。am11時ーpm7時。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2009-10-02 13:14 | Comments(0)


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