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テンポラリー通信

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2009年 08月 02日

峠の白樺ー夏日幻想(3)

十勝のUさんとKさんが来る。
中嶋幸治さんの作品を購入し、額装されたものを取りに来た。
2階吹き抜け窓辺に展示された一点。
中嶋さん渾身の力作であった。
アクリルの透明なケースに、オレンジ色のふんわりと浮かんだ風の形が美しい。
Uさん達が来る前、会場の中央に縦型の台を置き、その上に乗せて見る。
村上善男さんの作品と呼応し、一原有徳さんのステンレス版画に映りこむ。
いい感じで調和した。そう並べて間もなく、Uさん到着。
いいね、と感激。
その後、中嶋さん個展DVDを見る。
ドイツの谷口顕一郎さんのDVDも続いて見て、図らずも上映会となった。
Uさん手土産の缶ビールはあっという間になくなり、空腹にもなったので
いつもの焼き鳥屋へ。
十勝から峠を越えたとき、白樺林がみんな葉がなく、丸坊主だったという。
白骨の林のようだった。
こんな風景は今まで見た事がないと言う。
酸性雨だろうか、長雨が続いて日照不足が白樺の葉を枯らしたのだろうか。
気になる風景である。
このところ、十勝との交流が続いている。
会場の壁にペンキを塗ってくれた岡和田直人さん、帯広へ移住した
小林由佳さん。人が地域を繋ぐ。人と人の交流の内に場処がある。
人を通してそこが見える。さらに人と人の間に作品が介在している。
作品が人を繋ぐ。
十勝もドイツも沖縄もそうだ。網走には佐々木恒雄さんもいる。
逆にさっぽろもそうして繋がっているのだ。
峠の白樺は枯れても、人と人の間の峠は枯れていない。
そう信じてそれぞれの場処を生き抜くのだ。
十勝と石狩の境、峠の林立する白い林が心に沈んだのか、
酔いは深まらずひとり帰る。

*テンポラリースペースアーカイブス展ー8月7日(金)まで。
 am11時ーpm7時:月曜定休・休廊
*8月8日(土)-16日(日)お盆休暇。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503 

by kakiten | 2009-08-02 13:01 | Comments(0)


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