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テンポラリー通信

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2009年 06月 25日

Tシャッを着るー風のRondo(20)

真夏日になる。今日が一番暑いという予報。
昨日から半袖・Tシャッ。
首周り、腕周りがすっとして楽。
K氏特製のテンポラリースペースのオリジナルTシャッに初めて袖を通す。
まだ鏡で確認していないが、お~っと、言われてしげしげ。
満更似合わないわけでもなさそう・・。
一点青いのが売れる。
沖縄帰りの短パン、日焼けした黒田晃弘さんである。
チQさんと会ってきた話などを伺う。
経済に絡まる生活の話になり、絵描きとして食っていくことの困難を話す。
特技に焼き芋の技術があると言う。皮から蜜が溢れる逸品だ。他の人には真似
出来ないと自慢した。
それでいったらとけしかける。ハニーポテト。蜜芋。そして似顔絵描き。
巷(ちまた)を行商して歩く。美味しくて、絵も美しく、今日はハニポテしようと
受けるぜ。
夕方早番で仕事を終えて来た中嶋幸治さんの彼女絵美さんにその話をしたら、
絶対食べてみたいわと、目が真剣になった。
黒ちゃん、決まりだぜ。似顔絵とハニポテ。
暖簾の旗には、漢字で「蜜芋」だね。
今<蜜月>の彼には、ハニポテです。それで生活を生き生き、活き活きですね。
家ではマイハニー、外ではハニポテ。いいじゃんか。

同じ初めての沖縄でもそれぞれの視角がある。
豊平ヨシオさんには会わなかったようで、軽自動車をレンタカーで借りて島を
周り、長老や町の人と交流したと言う。
私はただ一点、18年ぶりのひとりに会いに行った。
その人の深い<哀>の沖縄に触れた2日間だった。
8月もただそれだけを確かめに行く。
避寒の時ではなく、夏真っ只中に南の島でもう一度立ち会う。
ひとりの人の軸心に深く触れる事が、私の沖縄である。
豊平さん、待っててね。
中嶋幸治さんの、夜の風と朝の風を表わすオレンジと灰色の封筒の交差が、
もうふたつの海を越えて、豊平さんへと心を包んでいるかに思えた。
そして昨日着たTシャッの色彩が、まさにオレンジと黒の交叉する色柄である
ことに、今気付いたのである。
心を包む身体、身体を包むシャッ。人は包んで何かを保つのだ。
そして、内なるのを外へとそっと差し出す。
生きる行為として。

*中嶋幸治展「エンヴェロープの風の鱗」-6月23日(火)-7月5日(日)
 am11時ーpm7時:月曜定休・休廊
*及川恒平フォークライブ「TASOGARE」-6月28日(日)午後6時半~
 入場料3000円・予約2500円
*中川かりん展ー7月7日(火)-12日(日):絵画展・24弦琴演奏最終日。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2009-06-25 10:42 | Comments(0)


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