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2006年 03月 07日
岩手県在住の木工の作家菅沼緑(ろく)さんが来た。何年ぶりだろう、10年以上は 経っている。鎌倉の人だったが一時音威音府に移住しその後岩手県に引越した。 より自分の木工に適した場所を求めてひたむきな生き方をしている純粋な人である 。今回は萬鉄五郎の出生地岩手の土澤町で昨年行われたアートイベント「土澤の 30日間ー街角美術館」の新たな展開と私への陣中見舞いが目的で訪れた。車に 犬と猫を乗せてやってきた。土澤のアートイベントは立派なドキユメントを兼ねたカ ログになっていて二月に送られてきていたから自然とその話が主になった。空き店 舗や空き地低い家並みの商店街、公園や駅の構内ありとあらゆる場所が展示スペ ースになっている。その地域と人のアートを通した一体感の高揚した気持ちがろくさ んの新しい生き方の可能性を充実したものにしているようであった。都会を離れ自 分の場を追い求めてきた彼にとって、そこに他のジャンルの作家そして町の人が 参加し町自体が変容していく体験はきっと新鮮な経験だったに違いない。単なる 工芸家として閉じることなく常に生き方を場とともに考え生きてきたろくさんに今作 品上でも新たな地平が見えているのかもしれない。生まれた池袋から鎌倉そして 北海道岩手とその場の追究の仕方は異なるが根本のどこかに共通するものが私 には感じられた。三時間ほど話して彼の犬と猫を乗せた車は函館ー青森へと去っ ていった。さっぽろ漂流をつづけていると遠い近いではなく人とひょっこりという感じ で会う。付き合いの時間の長短でもない。それは一種の侠気のように思える。男女 でもない。侠気(おとこぎ)とでも表したくなる心の様子である。年齢でもない。10何 年ぶりにわざわざ尋ねてきてくれたろくさんもそうだがここのところ会う人たちがみ んなそういう人たちだ。実名は挙げないが心の奥底で深く感謝し友情の泉が溢れ る自分がいる。そのことはさっぽろの見えない岸辺に触れている今の自分の実感 でもあり、与えられた勇気でもある。
by kakiten
| 2006-03-07 17:52
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Comments(4)
先日のことがこうしてブログになっているとは思いませんでしたが、
中森さんの最近の想いについては、これを読んでいくうちにすごくよく判る。 ひとが生きるということは、その時間の中で消費をするということ ではなくて、生産をすることの筈だと想う。つくずくそう思う。 中森さんが積み上げた時間はほかの誰にもできる時間ではなく 中森さんだけにできたことのはずだから、そこに蓄積された 痕跡は限りなく営みとして尊重されるべきものだとも思う。 ひとの営みと社会の営みとは、本当はひとつに重なるはず だと思うけど、往々に対立ばかりしてしている。 芸術は社会的な範疇には生きて行かれないと 私は思っているのですけど、だから、芸術家は 勝手にやるしかないと。 それが社会の中で自分の位置を築きあげたりして そりゃぁ、立派には見えるかも知れないけれど、 実は違うんじゃないの。だから芸術は常に アウトサイダーであるべきだと思うし、野になくてはならないのでしょうね。 最近つくづくそう思うのです。
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>ロクさん
芸術は文化として、文化力をもって自立し経済力や政治力と拮抗するべきと思います。経済力や政治力に擦り寄った文化は真に文化力を持ったものとはいえません。そんなパブリックアートが多いのです。ロクさんの <芸術は・・・野になくてはならない>という事はそういう事と思います。 また会って話しましょう。短い時間でしたが濃い時間でしたね。土澤頑張って下さい。こちらからもドンドンいい作家紹介しますから。ついでに行ってしまおうかな~! とは
>ロクさん
芸術は文化として、文化力をもって自立し経済力や政治力と拮抗するべきと思います。経済力や政治力に擦り寄った文化は真に文化力を持ったものとはいえません。そんなパブリックアートが多いのです。ロクさんの <芸術は・・・野になくてはならない>という事はそういう事と思います。 また会って話しましょう。短い時間でしたが濃い時間でしたね。土澤頑張って下さい。こちらからもドンドンいい作家紹介しますから。ついでに行ってしまおうかな~! とは
>ロクさん
芸術は文化として、文化力をもって自立し経済力や政治力と拮抗するべきと思います。経済力や政治力に擦り寄った文化は真に文化力を持ったものとはいえません。そんなパブリックアートが多いのです。ロクさんの <芸術は・・・野になくてはならない>という事はそういう事と思います。 また会って話しましょう。短い時間でしたが濃い時間でしたね。土澤頑張って下さい。こちらからもドンドンいい作家紹介しますから。ついでに行ってしまおうかな~! とは |
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