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テンポラリー通信

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2009年 02月 22日

光る朝ー如月(きさらぎ)の夢(20)

雪・曇天が晴れて、光が美しい。
光る朝。
昨日制作された鉛の造型が、窓上の壁に天女のように飛んでいる。
多分お酒好きと思われる人が、キリンのマークみたいと、言った。
そういえばそうも見える。
窓口の氷柱、吹雪に吹き付けられた窓ガラスの白い影。
ここも絵になる。
夕方一段落してから、会場に椅子を出し、野上さんと飲む。
色んな話をした。
ひとつの型から様々な形の変容。板に焼け焦げた鉛の熱の痕。
そしてそこから生まれた銀色の鈍い光の造型たち。
吹き抜け2階上に向かって、梢のように広がる。
尾道で定住する事を決意した青年の心のように、
ひとつの集中する行為が開かれて、今がある。
生きる事の根と、作品表現の根が素直にある。
野上ランドだなあと思った。
あと一週間でさらにこの空間は、彼のさっぽろ、
彼の想いのランドとなっていくだろう。
そうしてここを立つ。それでいい。
心の拠点としてそれがあれば、もう何処へ行ってもいい。
自分なりの自分であり得る。そう思うのだ。
地理・時間・その境を自由に行き来する心の軸心があればいい。
俺は俺だからと思うがいい。
冬の朝。その光のように新鮮に世界と触れる。
明日私も沖縄へ行く。
留守を野上さんに頼んで、遠い友人彫刻家豊平ヨシオさんに会いに行く。
18年ぶりの再会である。
南の島沖縄で生きる人に、北の島石狩・さっぽろを心に抱いて会いに行く。
それが自分の軸心だから。
そんな風にいつか、広島で生きる野上さんにも会いに行くだろう。
昨夜のふたりの話は、そこで終ったのだ。

*野上裕之展「i」-2月17日(火)-22日(日):24日(火)-3月1日(日)
 am11時ーpm7時月曜定休・休廊
*佐々木恒雄展ー3月3日(火)-15日(日):網走帰郷前最後の個展。
 :14日(土)は作家結婚式の為臨時に休廊致します。
*小林由佳写真展「ソノサキニシルコト」-3月17日(火)-22日(日)

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2009-02-22 12:30 | Comments(0)


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