テンポラリー通信

kakiten.exblog.jp
ブログトップ
2006年 05月 08日

キトピロが集まるー燃える街角(19)

昨日から棟梁中川潤さん現場に泊まりだす。彼の家は石狩の知津狩だから
本格的に仕上げに入るため現場の方がいいのだろう。私は連休明けで事務所
で電話の移転準備や金策、支払いの算段をする。昼過ぎ現場に出ると優しい顔
の男性に「ここは中森さんですか?」と声をかけられる。村上ですと言われあっ
と思う。今朝のメールに石狩のアートウオームの未央さんから自宅と近くなった
と書いてあったので未央さんのお父さんだと分かった。以前から店の事心配し
ていると聞いていたのでわざわざ来てくれたのだった。キトピロと羊の肉をもって
きてくれた。大家さんのテーラーさんにおすそ分けすると「いやあ今朝女房が買つ
てきてねえ、これまたジンギスカンにしましょう」と言うことだった。程なくけんちや
んこと谷口顕一郎さんも来た。先日のお礼にテーラーさんにキトピロ上げたら「ヒ
ヤー今日は凄いな」と吃驚していたと言っていた。そのうちにダスキン桑園の平川
勝洋さんが来た。お祝いを早々と戴く。ちようどきつい時期感謝であった。入れ替る
ように賀村順治御夫妻が来る。スキヤキご馳走になって以来だ。賀村さん夫妻が
帰って間もなくテーラーさんがキトピロのてんぷらを持ってきてくれた。その前に
森美千代さんが差し入れてくれたビールがあったのでつい飲んだ。美味かった。
テーラーさんの話では先程ここを紹介してくれた山中歯科のご夫妻もみえて美味し
いトバを戴いたと言う。漁師さんの作った本格的な物らしい。今度それをねと言う事
だ。段々毎日が労働そして宴会のモードになってきた。1月の引越しの時もそうだっ
たが・・・。花の香漂う宴の筵も近い。
[PR]

# by kakiten | 2006-05-08 21:18 | Comments(0)
2006年 05月 07日

宴の筵ー燃える街角(18)

ケン(谷口顕一郎)チヤンと彼女のあやさん来る。早速壁の隙間部分を埋める為
細かい作業を手伝ってくれる。河田さんも来て久方ぶりのケンちやんとの再会。
熊谷さん来る。酒井さんも来てケンちやんとは初対面ながらブログで彼の情報は
知っているのですぐに打ち解ける。快晴暖かな陽射しの中仕事進む。夕方テーラ
ーの岩澤さんジンギスカンの準備。何年振りかで屋根に登り錆び止め塗りをして
汗かき飲もう食おうという事だ。店前の駐車場にセットしていい匂いが立ち込める。
みんなでわいわいと始る。棟梁中川さんひとり黙々と今日の仕事続ける。段取りが
あるのだ。やがて一緒に飲みだす。岩澤さんの奥さんがさだまさしのフアンと分り
がぜん酒井さんと話が合いだしふたりが盛り上がる。夜も更け宴は続いた。話すと
色々な共通点があるものだ。一番ハイテンシヨンになった酒井さんダウン。寝袋で
泊まる人もでそうだが私は少し先に帰る。この街角最初の宴の筵だった。
[PR]

# by kakiten | 2006-05-07 11:17 | Comments(0)
2006年 05月 06日

展示室ほぼ出来るー燃える街角(17)

ギヤラーリーの壁ほぼ出来上がる。天井の隅に合わせてカットしていく作業が
細かい。線引きし合わせる、スクリュードライバーで打ち込む。ずれると棟梁の
容赦ない声が飛ぶ。慣れる事、慣れる事と自分に言い聞かせる。そうこうしてい
ると村岸宏昭さんが来る。河田雅文さんも来る。仕事一気に捗る。熊谷透さんも
来る。壁張りはほぼ完成。明日はペンキ塗り。そういえば朝ベルリンの谷口顕一
郎(ケンチヤン)さんから電話有り、明日現場に来ると言う。一昨日帰国。母上の
法事昨日済ませたという。久し振りの再会である。ギヤラリー立ち上げに立ちあ
ってもらえ嬉しい事だ。及川恒平さんも10日から二週間程来札との情報がきた。
なにか魂が集まってくるなあ。因みに正式な住所は札幌市北区北16条西5丁目
1-8です。北大病院の前北へ斜め通り曲がってすぐ岩澤テーラー隣の一軒家
地下鉄北18条駅西へ徒歩5分18条通りはエルムトンネルへと続きそこにクロス
する北大農場に沿った斜めの道が15条から24条まで延びています。印象的な
のは手稲山が雄大に見える事で私は藻岩山円山三角山とさっぽろの西の連山
を移動してきた事になる。山の見える場所によって住むゾーンも人もかっての村
も変ってきているのを実感している。この斜め通りはマンシヨンも攻めづらく手に
職を持つ人たちが生きている。服を作り、歯を治し、味を創るそういう人とまず知り
あった。大家のテーラーさん我々につられたように屋根の錆び止めを塗りだした。
オープンの時はお蕎麦を打ちジンギスカンだと嬉しそうに話していた。この間みん
なに会って紹介しているので気持ちも乗っているのだろうね。
[PR]

# by kakiten | 2006-05-06 11:20 | Comments(0)
2006年 05月 05日

資材の搬入ー燃える街角(16)

昨年夏閉鎖したスペースよりいらなくなった資材を再利用する為現場に搬入する。
3m60cmの板とか床材熊谷透さんの実家のくまがい電気という軽トラックで運ぶ
。今はもう当別駅前にないナシヨナル電気系の電気屋さんの車だ。きっとかっては
冷蔵庫やTVを載せて家庭に運んだのだろう。そういえばブログの師匠の家も当別
でお世話になったといっていた。その由緒あるトラックで材料を二度に渡って運ぶ。
一度目を熊谷さんと運んで現場に着くと石田善彦さんが待っていた。今日は手伝う
という。翻訳家で机に向かう仕事の彼に肉体労働は申し訳ない気もしたが再び資
材をとりに中川さんの車と2台で向かう。剛力中川さんを迎え一気に仕事進む。酒
井博史さんも来てさらに仕事進む。2台満載で現場に帰る。材料の釘抜き、壁の板
寸法取りと手分けして仕事続く。夕刻河田さん顔出しもう一度閉鎖したスペースに
点検に向かう。少しはずし過ぎた物あって明日返さなければいけなかった。河田さ
んと酒井さん戻ってきて酒とつまみ買ってきてくれた。今日の仕事一段落して作業
台はたちまち宴会の台に変る。飲み進むうちに酒井さんハンコヤさんの本領を発揮
、欄間のお札の品定めに入り印刷の字が云々かんぬんといって剥す。あちや~と
言う間もなく裏を見て平成4年のお札と確認。そんなに古くはないねと言う。鴨居か
ら下りるとなにか普通の紙きれのようで有り難味が薄れた。そのうちお酒切れ解散
午後10時近かった。2階吹き抜けで足場ずれひっくり返った時左胸打って少し痛む
。寝ながら寝返り気を付けていたがその内眠った。
[PR]

# by kakiten | 2006-05-05 11:53 | Comments(0)
2006年 05月 03日

巨大なゴミ処理場と巨大な生活館ー燃える街角(15)

石膏ボードを捨てに手稲山口の処理場まで河井利昭さんの車で行く。場所迷い
しばらく探す。旧大浜海岸ドリームビーチにでる。引き返し途中で道を聞き新川を
左に場所が分った。計量台に乗って手続きを済ませ奥へ向かうとゴミ捨て場があ
った。係りの人がいて何故かニコニコと優しい。海岸に近い広大な丘がすべて産
廃の山だ。ゴミ袋から石膏ボードを出しそこに捨てていく。こういう消費文明の最終
地点で働く人が何故かすごく人間的に優しく笑顔がこぼれている。この柔らかさは
通常街では見ない。再び帰りに計量台に乗り料金を払って屯田のジヨイフルエー
ケーに向かう。コンパネを調達する為だ。途中もう一軒の量販店に寄るが望みの
物なく最初の目的地へ行く。巨大な生活用品がすべて揃うスペースは見ていて
時間を忘れる程だ。でも巨大ゴミ処理場を見た後だけにその背後に物流のベルト
上のダブルイメージとなって感じられる。このピカピカの商品たちとあのゴミの山
がどこかイコールで結ばれていてそこに人が淋しい笑顔で優しげに寄り添ってい
る。どこかか弱く、素人の普通の人間が来てくれた事で自分の人間性も回復した
嬉しさを秘めていたようなゴミ処理場の現場で働く人の笑顔がふっと浮かぶ。道
具が主役の現代文明はその道具の最後、道具の墓場に最も人間的なシーンを
用意していた。しかもドリームベーチ「夢の岸辺」という皮肉なそして本当に夢の
また夢かも知れない真実も包含しながら。そんな事を思いながらコンパネを運び
壁に取り付ける作業を中川さん途中で作業に参加してくれた熊谷透さんと午後9
時半頃まで作業した。
[PR]

# by kakiten | 2006-05-03 12:59 | Comments(0)
2006年 05月 02日

燃える、燃えないー燃える街角(14)

燃えるゴミやら燃えないゴミやらゴミ処理に精出す。とにかくごみをなんとかし
ないと次が進まない。ペンキにゴミそしてトンカチ、バリにねじ取りと下準備。
燃える街角の志とは別の”燃える”か”燃えないか”の仕事が続く。大介さんの
個展5月23日からに決定する。その前1週間はプレオープニイングとして展示
。23日から28日までを正式に個展として開催。以上の事話して彼のブログみ
たらsichihukuさんとコメントのやりとりが載っていて私の事を年寄り扱いで書い
てある。まあそうですけれどなに餓鬼がとも反射的に思ったが大人げないので
やめた。ブログの師匠と大事な最初の展示の作家さんですもね。憎まれ口はと
もかく本当に親身なこのふたりは私の若い親友であり大切な同志である。ふたり
の個展は次なるスタートの踏み切りにもなるだろう。
[PR]

# by kakiten | 2006-05-02 11:06 | Comments(0)
2006年 05月 01日

休むつもりが・・-燃える街角(13)

ガラスの高臣大介さんが札幌で展示で来るという。新しい場所も見たいというので
午前11時に約束したがすっかりと寝坊した。今日の彼のブログにはもう写真入り
で現場が載っている。いやはや悪い事をした。午後から事務所に出て携帯に電話
その時はもう現場見た後で5月オープン大丈夫すっか!と言う返事だった。春爛漫
の若葉青葉大介の透明なガラスに映してみたいからね。やります、やります。そう
こうしていると電話が入りデザイナーの玉本猛さんからでやはり現場を見たいという
。待つほどまもなく玉本さんが来て案内する。そんなことで休みもあまり休んだ気が
しなかった。今日はコンパネを外しに旧フリースペースPに向かう。
[PR]

# by kakiten | 2006-05-01 10:56 | Comments(0)
2006年 04月 30日

ペンキだらけ、埃だらけー燃える街角(13)

2階吹き抜け部分の天井、壁、柱のペンキ塗りほぼ終える。ただし下塗りである
。下澤トシヤさん手伝いに差し入れ持って来てくれる。酒井博史さんも白いつな
ぎを着てペンキ塗り。村岸宏昭さんもくる。河田雅文さんも。みんな白いつなぎを
着てゆらゆらとペンキ塗りだ。中川潤さんひとり電線の配置に黙々。その内村岸
さんの持ってきてくれたレールに電気が通りぱっと灯かりが点った。真っ白い吹き
抜けに灯かりが映える。”それらしくなってきたなあ”と中川さん呟く。下澤さん帰っ
た後陶芸の河合利明さん来る。さらにペンキ塗り。歯科技工士の上木章一さん顔
出す。最初白いつなぎにマスクの私に気づかず”居りますか?”と尋ねる。家主の
岩澤さんも顔出し鼠さんの話をするとちよっと吃驚してあの福鼠、大黒鼠を覗いて
いた。夜8時半過ぎみんなと別れる。酒井さんの車で定食屋さんを探すが祭日で
やっていない。結局東屯田のラーメン屋でチャーハンと餃子を食べる。最近野菜
不足だなあ、キチンとしたお味噌汁おひたしなどついた食事がいい。24日から約
1週間突っ走って少し疲れた。オープン展示はやはり高臣大介さんのガラスをお願
いした。毎年冬と夏の展示だったから今年は5月で少し早いけれど、やはり大チャ
ンでしょう。明日は棟梁中川さんニ風谷行きで留守。私も休みます。久し振りにお
風呂に入りたいな。髪茫々、靴も上着もペンキだらけ。顔は埃だらけ。心は誇りだ
け。そういえば近くの焼き鳥屋さんのおばさんは何やと思っているのだろうか。いつ
もおしぼり真っ黒にして飲んでいるから。子のつかないヒデという名が昔は嫌でね
と言っていた。家のお袋も不三(ふみ)という名前でこっそり不三子と子を付けてい
たっけ。でも今は子の付かない名が多いからいいんじゃないですかと笑っていた。
この界隈には円山にはない雰囲気がある。老若男女気にしなくていい。
[PR]

# by kakiten | 2006-04-30 14:12 | Comments(0)
2006年 04月 29日

ねずみさんとお札ー燃える街角(12)

2階天井部分を抜き露出した吹き抜けの壁、柱部分のペンキ塗りに入る。吸込み
が多くすぐにペンキの色が褪せる。そうこうしていると下で配線の整理をしている
中川さんが声を出した。来いよと言うので降りていく。古い配線が何回もの模様替
で複雑に絡み合いひとつひとつ確認しながら必要な配線に絞り込んでいく作業は
結構地味だが大切な基礎作業である。タイガーボードの下に砂壁がありこれが本
来の家の原形である。その土壁と後の時代のボードの間から電線のようなものが
延びている。”引っ張ってみれ”というので一瞬手を伸ばしたが、妙に生っぽく感
じ思わず手を引っ込めた。死んだ鼠の尻尾だった。ボードを剥がすとフンが多量
に出てきた。大きな鼠だった。二十日鼠かと思ったが白く大きい鼠で福鼠と言うらし
い。ここの主だったんだろうなあ。タイガーボードに挟まれて土壁との間で逃げ場
なく死んだのだろうか。さらに天井に近い部分のボードを剥がすと欄間の柱にお札
が貼ってあった。「家内安全」とか書いてある。そういえば昔そんな光景をよく見た
気がした。もともとは和室で床の間のある部屋だったと大家さんが言っていたから
その後洋服の製縫場やお弁当屋になってその都度改装し建材も時代を反映し上
から被さるように在った訳だ。白い福ねずみはその犠牲である。建物の建材の違
いはそのまま近代と現代の違いでもありその狭間にあったねずみさんの死骸は暗
示的であった。玄関の陽光のあたる所に置いて弔った。鼠と雀はこうして見ると似
ているなあと思った。空に雀消え、地に鼠消え時代は一体どうなっているのかと思
う。福鼠といわれ、大黒さんが担ぐ袋に寄り添っている白いねずみもかってはつい
最近まで人間と親しい生き物であった訳で雀の鳴き声で朝目覚める事も最近減っ
てしまった。図らずも今回一軒の家の歴史に立会いいい時間の経験を頂いていた。
[PR]

# by kakiten | 2006-04-29 11:33 | Comments(0)
2006年 04月 27日

もう四合目ー燃える街角(11)

どんどん行く。中川さん棟梁に河田さん清治さん四人で仕事進む。金井孝次さん
差し入れビールとジョージアコーヒーワンケース頂く。熊谷透さんと同居の流星舎
という企画会社の友人である。書店を営む小杉山竜一さんくる。早々とお祝い頂く。
森美千代さんと松信雅子さん来る。サザエのお握り差し入れ。ペンキとハケ外買い
に行く。屯田の大きな材料店に向かう途中夕陽が凄く大きく鏡のように光っていた。
晴れた日真横からビカッという感じで思わず運転中の河田さんに「すげえ~ぞ」と
言ったが運転中ですぐには横向けないと怒られた。暗くなって現場に戻る。廃材の
整理を終わるところだった。それから軽く近くの焼き鳥やで河田、清治さんと飲む。
出されたおしぼりはすぐに今日も真っ黒。3人で顔を見合わせ笑う。いいお酒だっ
た。明日は解体される予定のあるスペースの材料を取りに行く。これもREだなあ。
床、壁、棚と打ち付け仕上げに入る。電気の配線、水道の配管等は棟梁中川さん
よく熟知している。工事初日終了後ふたりで飲んでこれもいい時間だった。しばらく
は労働そして喉を潤すそんなシンプルな一日が続きそうだ。顔と頭は煤だらけで
手は打ち傷と擦り傷で少し角張ってきた。普段使わない筋肉が夜寝る時痛む。産
みの何とかでしょうか。
[PR]

# by kakiten | 2006-04-27 10:43 | Comments(0)