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テンポラリー通信

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2005年 12月 03日

<青>春について

季節を表わす色について<玄>の冬<白>の秋まで調べて今回反響のあった
方々の時代に近い<青>春と<朱>夏についても記さなければ片手落ちですから
記します。これがまたいいんだなあ~。<青>は、字の上部は生の略形で生は
草木の芽が地上に出ること。下部は丹の字で、丹は赤い色。赤は火の色、太陽の
色であり、<青>は丹を生じるという意味だそうです。太陽の出てくる時の東の空
の澄んだ色を云う。とあります。赤を秘めた青なのだ。これで夏の<朱>に繋が
っていきます。秋の白ー冬の黒と繋がるとこれは<光>なんだな~!光と空気
の変遷、光の三原色、風景丸ごと掴んで、ハイ!って感じ。いつか石狩の海で
夕陽を見ていて、夕陽が純粋赤になって、影が黒というより緑の濃い黒になり、
これが光の三原色赤・青・緑なんだと教えられたことをふっと思い出します。そ
の時も<緑蔭>という言葉とか<柳青める>なんていう言葉を思い出していま
した。青春の<青>が日の出の赤を含んだ青とすれば、白秋の白は、日の入
りの天地の暗く陰のなかの余光の時間でしたものね。しかし、赤を秘めた<玄>
という黒は再び丹という内なる太陽、火の色を内包するのであります。今の私に
だいぶ近づいて参りましたね。<燃える街角器の浪漫>というここのキヤッチフ
レーズは25年前につけたものですが、これも内面的には成長し深まっているの
かも知れません。<燃える>赤は玄と白を内包しつつ・・。この街角も、マンシヨ
ンというビル化の荒波に呑みこまれつつ、一緒に時を重ねてきた白樺の木や、
その前からあった銀杏の木そして南窓の蔦とともに、玄と白の浪漫を生きている
のかも知れません。

by kakiten | 2005-12-03 12:45 | Comments(2)
Commented by 裕子 at 2005-12-07 12:31 x
お早うございます。再びブログを拝見致しました。

「及川恒平さん」のライブは、素敵な時間だったのでしょうね。聴きに行きたかったです。

先日、25階と25年は違うんだよと話されていたことが、印象に残っていました。
わたしが通うようになったのは、お店の空間にいると白樺の木みたいにずっと根付いているように感じられ、そこからわたしの知らないほんとうの札幌にもっと会える気がして、好きになったからです。あとは中森さんの人柄も。

体調を崩してしまいました。お体に気を付けてくださいね。
Commented by kakiten at 2005-12-07 15:02 x
そうですか。そういえば白樺のような感じがしますね。ご本人も・・。
体調整えてまたお見え下さい。あまり時間もないかも知れませんが・・。


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