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テンポラリー通信

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2006年 12月 16日

凍った道しばれ道ー函となって溢れる(7)

もうしばらく自転車は無理と思い借用していた熊谷透さん宅へ乗っていく。やあ~
いいね、いいね。モトクロスだなあ。途中買い物した卵といつものバックを腕時計の
バンドに引っ掛け固定する。左手のハンドルにはそのバック、右手には懐中電灯。
スピードは当然だがあまり出さない。エルムトンネル前の少し傾斜した舗道で横滑
り。自転車から降りると靴の方が余程滑る。歩いている人もみんなよちよちペンギ
ン歩きだ。なんとかクリアーしてまた自転車に乗る。こんどはしばらくしてザクザク
道。両輪が足をとられ、浮いて止まる。その時バランスを崩し転倒。自転車の重み
に引っ掛った。それからは一見柔らかそうな道の場所は避け凍った道の方を走る。
この方が安定する。ただ凍ってでこぼこなので腰を浮かしモトクロスのようにバラ
ンスをとり走る。いい感じだ。でもでこぼこの斜めの部分は気をつけないと横滑り
する。この時は腰を上げ少しスピードを上げる。これで大丈夫。ぐ~んと手応え。
1時間弱で熊谷宅に着く。これで今年の自転車通勤は終了。家に入り熊さんに
報告。バックを見ると卵一個破損。これを出して熊さんと食う。ニシン漬と味噌汁
をだしてくれた。暖かいご飯とお味噌汁が美味かったなあ。いい味噌でしょ、と満
足そうに熊谷さんが言った。このちょっとした運動の緊張感と食事。冬の凍れ道
の自転車。意外と楽しめる。今度は夜でなく卵も持たず、昼間乗ってみようかなと
思う。まあ怪我しちゃなんにもならんがね。でも歩いて転ぶより面白いと思うがな
あ。ねえ、七転八倒の酒井さん。自転車という道具は人の身体と連動してコツを
体に覚えさせてくれる。一体化が進めばこれはこれで凍った道も面白い。発見だ
。ザクザクのぬかる道は気を付けた方がいい。そう、一見柔らかな道が危険とは
、人生だね。

*酒井博史ライブ「刻歌生唱」明日午後6時1000円
 場所テンポラリースペース北区北16条西5丁目1-8

by kakiten | 2006-12-16 12:36 | Comments(0)


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