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2017年 05月 30日

「火ノ刺繍乃ru=道」展終わるー泉=メム(4)

最終日、雨・曇天。
その所為もあり、北壁一杯の大画面も明瞭に。
じっくり4枚の「怪物君」GOZOCINEと
新宿ピットイン大友良英・吉増剛造コラボ画像
を見ていく人が多かった。
まだ生まれて間もない赤子を抱いたYさんの姉妹
の人、初めてハイヒールを履いた写真家竹本氏の
愛嬢Uちゃんも来て吃驚。
朝一番浪江出身のH氏が再び帰京前に立ち寄って
くれて、とても会って二度目とは思えない濃い
時間があった。
午後6時過ぎ、最後に訪れた秋元さなえさん、中嶋
幸治君、響文社高橋哲雄氏が残り東京吉原氏から
送られたシャンパンを開け乾杯する。
今回響文社刊吉増剛造「根源乃手」を初めて預かり
販売したが、約20冊残部僅少で好評だった。
8月同じ響文社から出版される「火ノ刺繍」とともに
2011年から始まった吉増剛造の3・11戦後体験
の大きなモニュメントがここで生まれるだろう。
1994年「石狩河口/坐ル」展-長編詩「石狩シーツ」
2011年「石狩河口/坐ル ふたたび」展ー「怪物君」
前者には大野一雄の存在があり、後者には吉本隆明の
存在がある。
それは広い裾野を俯瞰すれば、明治近代と昭和戦後近代
の根源への吉増剛造全力の眼差しが、沸々とある。
その意味で今年8月札幌国際芸術祭で展開される吉増剛造
展の発表されたタイトルは象徴的で刺激的である。

「火ノ刺繍ー{石狩シーツ}の先へ」

再会、そして数多くの出会い。
9日から28日の萌える5月だった。
トルコから帰国の鈴木余位さんを待っている搬出までの
無人の会場。
今日中央の<薄いヴェールの丘>砂山から新しい草の芽が
噴き出していた。
ふっと「花人」と吉増さんが村上仁美さんの為に揮毫して
くれた文字を思い出していた。
花人の<人>に両点が入れば、<火>。
「花火の家の入口で」、「石狩シーツ」が収められた
詩集のタイトルだ。
人が火となる発火点のような9日から28日の5月だ
ったのかも知れない。
<花火の家の入口で>再会・出会い、多くの友人たち、
ふたたびの感謝を捧げる。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503 
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by kakiten | 2017-05-30 15:59 | Comments(0)


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