2017年 04月 12日

光溜まるー暗渠(5)

北風に雪が混じり寒い日。
ギャラリーに着きしばらくすると、明るい陽光
が射していた。
光が溜まっている。
ふたりの絵画に光彩が宿って、春とふたりが微笑
んでいるようだ。
早緑にTV塔の浮かぶ大通公園の伸子さんの絵。
淡彩の大作が透明に美しく輝く。
淡い油彩が初夏の輝く空気感を伝えている。
桜吹雪のような保次さんの大作と相俟って、この
二点は来たるべき暖かい季節を呼び寄せている。
外は冷たい風と湿った雪。
時に光が射して、彩を生じ、色を産んでいる。
緩やかな季節の変わり目、その移ろいを行きつ戻り
つ、呼吸するように絵画が在る。

八木保次・伸子展二日目。
残念ながら今日水曜日と明後日金曜日は午後3時過ぎに
閉じなければならない。
通院闘病があるからだ。
束の間の美しい時間。
作品と対話するのも一期一会。
人生も一期一会。
初日のM氏との再会、そしてその後来たタイ国帰りの
偶然大野一雄フアンだった女性客。
寒の戻りのような雪降る日、
一瞬日が射して廊内は光も人も一期一会。

あるがまま精一杯・一期一会、私も生きてゆく。
会期中不規則な展示時間をお詫びしつつ・・・。

*「彩」八木保次・伸子展ー4月11日(火)ー23日(日)
 am11時ーpm7時・月曜定休(都合により水・金曜日午後3時閉廊)
*吉増剛造展「火ノ刺繍乃道(ルー)」ー5月予定

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503 
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by kakiten | 2017-04-12 13:50 | Comments(0)


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