2017年 04月 11日

寒春・暖春ー暗渠(4)

「彩」八木保次・伸子展初日、懐かしい道新記者
M氏が来る。
今月から文化部担当になったと言う。
大野一雄の1991年秋「石狩の鼻曲がり」以来
だろうか。
八木保次・伸子展初日最初の訪問者が彼とは、
何か不思議な縁を感じる。
大野先生からの見えない応援だろうか。
外は風強く冷たい日だが、心は旧交を温め話が弾む。
25年の歳月が一瞬にして熱い流れのようになり、
ここでの「札幌緑の運河エルムゾーンを守る会」
の話や昨年の東京竹橋・吉増剛造展の話などと
結びついて、話は一気に河口のように凝縮したのだ。
八木保次・伸子さんふたりの遺した絵画の前で
時もまた時を変える。
河口に近い時、源流に近い時。
そこでも川は風景を変える。
M氏と会わなかった時の流れは、河口でその長い距離
を、今に転換し流れていた。
出会いの源流の時間にM氏がいて、河口のような今に
M氏がいる。
八木保次・伸子さんの遺された絵画と同じように、時
の時空が広がっている。
過去もまた同じものではない。
今というフイルターを透して過去も今に存在している。
過去は時空という土壌となって、今を豊かにしている。
心の耕土{カルチャー)。
「彩」八木保次・伸子展初日に相応しい最初の訪問人だ。

*「彩」八木保次・伸子展ー4月11日(火)ー23日(日)
 am11時ーpm7時:なお水・金は都合によりpm3時半まで。
*吉増剛造展「火ノ刺繍乃道(ルー)」ー5月予定。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503
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by kakiten | 2017-04-11 15:47 | Comments(0)


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