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2017年 04月 09日

界(さかい)を留めるー暗渠(3)

八木保次・八木伸子の作品を並べ終える。
冬の年(mataーpa)夏の年(sakーpa)の境、
界(さかい)の春が流れるように留まっている。
会場左北面には八木保次さんの4点のグアッシュ大小作品。
その真ん中にフキノトウの緑のような厚い油彩の絵画を、
そして伸子さんの福寿草のように輝く黄色・花の油彩を東
正面に配しその右側に保次さんの桜吹雪のような大作抽象
画を置いた。
正面奥の南壁には初夏を思わせる伸子さんの大通公園早緑
風景が佇んでいる。
大小全10点の絵画群。
冬と夏の短いが鮮烈な界(さかい)の世界を留めている。
日々長くなる日没までの西方からの光。
光と共に風も流れ、時も流れている。
光・風とともに絵画達も、彩を移ろって呼吸する。
一日に同じ光はない。
一日に同じ一日もない。
その中で絵画もまた呼吸し生きている。
一瞬、一瞬が緩やかな境(さかい)の世界を刻んでいる。
見えない空気・光が水の流れのように彩(いろ)として
額に縁取りされた小宇宙に佇んでいるようだ。
晩年ふたりが故郷の彩(いろ)を追求した絵画。
それが過ぎゆく短い春の真ん中で、今深く息付いている。
耕土ならぬ耕彩だね、保次さん、伸子さん・・。

作品を提供してくれたご遺族の高橋均さん、小杉山竜一君、
ありがとう。

*<彩>八木保次・伸子展ー4月11日(火)ー23日{日)
 火・木・土・日am11時ーpm7時:水・金午後3時半まで。
 月曜定休。
*吉増剛造展「火ノ刺繍乃道(ルー)」ー5月予定

 テンポラリスペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503
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by kakiten | 2017-04-09 15:12 | Comments(0)


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