2017年 03月 19日

3っの軸足ー湿地帯(23)

相次いで3人の今、軸足のように感じる、本予告、DVD
、詩集が送られて来た。
一つは小林重予さんの絵画とその前で語られる童話のよう
な物語朗読の映像。
もうひとつは8月発刊予定の吉増剛造さんの「火ノ刺繍」
の予告内容フライヤー。
そして今は岐阜市に住む盟友桑名正和さんの17歳から書
きためた全詩篇を収めた詩集。
それぞれが今を生きる踵(かかと)の時間を顕している。
小林さんのDVDは、ふたりの元女子アナが交互に小林
さんの絵画の前で文を朗読し聞かせるというイヴェント
の収録画像だ。
自然・生物に対する小林さんの基本的立ち位置が、紙芝居
でも見るように絶妙のふたりの語りで綴られている。
この語りを音だけで聞いていても、心地よい。
吉増さんの本「火ノ刺繍」は、3・11以降の自らの生の
原点を問うた2011年一年間の記録写真・対話・詩等を
収めたものである。
この本のタイトルともなる展示はすでにテンポラリーで
延びつつも5月に予定されている。
この6年間の集大成とも言える展示であり、本と思う。
桑名さんの詩集は17歳から折々に書き続けた詩の集大成
詩集である。
齢60歳を過ぎて人生を総括するかのように、生きてきた
全時間の軸足を見据えている。

三者三様の生への踵(かかと)の視線が、深く心に響く。
自然・時代・人生と過去現在に渡るそれぞれのラデイカルな
交震が深い深度を保って伝わって来る。

*八木保次・伸子追悼「サッポロの彩(いろ)」ー4月4日ー16日
*吉増剛造展「火ノ刺繍乃道(ルー)」ー5月予定

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503
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by kakiten | 2017-03-19 14:31 | Comments(0)


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