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2017年 03月 03日

「分母第二号」販売展作業中ー湿地帯(14)

展示作業が始まった。
メタ佐藤、中嶋幸治さんふたりが来る。
ふたりの間に何時もにないある緊張感が漂っている。
持ち込まれた作業台、パネル、写真等がこれから会場
で組み立てられる。
分母第二号メタ佐藤特集の冊子一冊一冊の制作がこの
日も含めて会期中続く流れ。
一冊の本を廻ってふたりが真剣勝負。
どちらもが分母で冊子という分子を誕生させる。
その濃い時間のプロセスが今展示の主体だ。
その気迫がここへ入って来たふたりの間にぴりぴり
と火花を発している気がした。
今日から3日間この関係性は続く。

ベルリン在住の谷口顕一郎さんが昨日来る。
昨年末台湾滞在制作の作品を秋吉台国際芸術村で発表
する為帰国中という。
4日トークショウ出席、その後札幌へ戻るという。
中嶋・メタ佐藤さんの今回の展示期間にはいない事に
なるが来週帰札時8日まで展示だけは継続をお願いした。
他に東京現代美術館のY氏もこの日来廊予定なので、併
せてお願いしたのだ。
滅多にない遠方の来訪者に見てもらえる良い機会だ。

中嶋・メタ佐藤の今回の展示即売展は、一冊の手作り
製本を分母とするふたりの共同真剣勝負の場である。
その一冊一冊の果実が作品として提供される。
一冊の冊子制作過程のインスタレーションを包含した
作品提示の即売展という趣向と思われる。
いわばその場で調理するものを見ながら出来上がった
ものを食する場でもあるのだ。
その食物がメタ佐藤の写真という素材を料理した一冊
の冊子なのだ。
素材・調理台・食卓すべてを持ち込み、それらから一
品の冊子という料理品が提供される。
短い期間ながら創り続けるふたりの凝縮した濃い時間が
今展示の肝であるだろう。
今正に鋸を引き素材調理台の大工作業からふたりの展示
は始まっている・・・。

*中嶋幸治「分母第二号販売展:特集メタ佐藤ー包み直さ
 れる風景と呼び水」ー3月4日(土)5日(日)am11時
 ーpm7時。:7,8日展示のみ続行。
*吉増剛造展「火ノ刺繍乃道(ルー)」ー4月初旬~予定。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503
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by kakiten | 2017-03-03 14:28 | Comments(0)


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