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2017年 03月 01日

火ノ刺繍ー湿地帯(13)

来月予定の吉増剛造展。
その展示の中心ともなる鈴木余位さんの映像
が送られてきた。
昨年末新宿ピットインでの大友良英とのコラ
ボレーションの記録である。
余位さんの会場同時撮影の映像が大画面に流れ
その中で大友良英が演奏し、吉増剛造が詩朗読と
パフォーマンスを繰り広げる。
まるで不動明王のようだ。
阿修羅とも見える。
映像も含めて吉増さん、炎・火の舞である。
自らの草稿も燃やす鬼気迫る舞台である。
この映像が今回の展示「火ノ刺繍乃道(ルー)」
の中心の火となる。
映像・鈴木余位、花・村上仁美でどのような空間
が創られてゆくのか・・・。
5年続いた3/11以降の総決算ともなる展示と
なるだろう。
特に2回目「ノート君」以降毎回参加してきた
余位さん、4回目の「水機ヲル日」以降3度目と
なる花人村上仁美さん。
吉増さんを芯として、この三人の大きな変化・転換
が展示と共に培われてきた。
昨年6月の東京竹橋の東京国立近代美術館での歴史
的大展覧会を経て、吉増さん自身が大きな転換点に
立ち、自らの詩業の過去・未来を凝縮して今がある。
そして同時に関わった鈴木・村上の人生そのもの、
作品行為自体にも大きな転換点が訪れている。
そんな3人の到達した現在が、正に「火ノ刺繍」
として燃え上がるような気がする。

吉増剛造という巨人の炎と共に、ふたりの根の炎も
また固有の命の炎を燃え上がらせる事だろう。
この新たな萌芽を生むそれぞれの固有の耕土に差異
はない。

*中嶋幸治展「分母第二号販売展:特集メタ佐藤ーその包み直される
 風景と呼び水」ー3月4日(土)5日(日)am11時ーpm7時
*吉増剛造展「火ノ刺繍乃道(ルー)」ー4月初旬~予定。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503
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by kakiten | 2017-03-01 14:34 | Comments(0)


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