2017年 02月 21日

「奏であう」最終日ー湿地帯(8)

高臣大介展「奏であう」最終日夜。
自然と10人ほど人が集まる。
アコーデイオン奏者八木さんが久し振りに来て演奏。
程なく大介展最終日に欠かせない酒井博史さんも来る。
やがて大介の歌声が八木さん、酒井さんの伴奏で響き
酒杯が廻る。
円いガラス板「冬光」とガラス房「野傍ノ泉池」がアラジン
ストーブの暖気で揺れて光の影と音を出す。
壁に揺れるガラスの影。
人も空気も揺れる影の中。
声、楽器、揺れて鳴るガラス音・・光と影と響きが廊内を
満たしていた。

千本を目指す、と101本から始まった「野傍の泉池」のガ
ラス展。
今年4回目は400本の筈だったが、昨年暮れに死去した
音楽家太田ヒロさんへの強い追悼の想いから、本数から離れ
て今回「奏であう」展があった。
その展示への素直な気持ちを高臣大介が今日のブログに記し
ている。
敬愛した死者への深い心が、展示の試行錯誤を通して、溢れ
出るように書かれている。
様々な高低・列・凝集で展示されるガラス作品が、触れると
美しい響きを放つ事はすでに知っていた、
しかし今回初めてその響き・透す光の影と併せて作品の全存在
に近づけた気がする。
照明を通した吹きガラスの揺れる影、そしてガラスが触れ響く音。
それは高臣大介の友人の死への深い思いがもたらした、新たな
ガラス創造空間と思える。

<奏であう>展は、友人の死を風に揺れる音と透んだ影に馳せ、
作品の秘めた宇宙を触発し、閉じた。

+中嶋幸治展「分母第二号販売展・特集メタ佐藤ー包み直される
 風気おと呼び水」ー3月4日(土)5日(日)am11時ーpm7時

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503
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by kakiten | 2017-02-21 15:47 | Comments(0)


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