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2017年 02月 14日

「奏であう」初日ー湿地帯(3)

入って正面左側に吊された「野傍の泉池」十数本の
ガラス房の固まりが先ず目を引く。
中心部に光が宿っている。
天井を見るが、当たっている照明燈は見あたらない。
よく傍で見ると一房がそれ自体光を発している。
そして会場西のコーナーに数本のガラス房が吊され
下に大きなアラジン型の石油ストーブが置かれている。
そのストーブの熱の上昇気流がこのガラス房を微かに
揺らし音を立てている。
背後の白い壁に円いガラスが浮き、楕円の照明が注がれ
ていた。
あとは南窓に横一列にランダムな高さで野傍の泉池が
並ぶ。
光と奏で、灯りと奏で、風と奏でる。
午後昨年暮れ亡くなった太田ヒロさんの奥様が訪れる。
この時今回の展示<奏であう>が、鎮魂の詩を孕んで
いる感じを強くもった。
陽光の反射する雪明かり、気流の風が揺らすガラスの音、
内から発する灯りの灯籠。
これらが陽が落ちる夜、常夜灯のように奏であう刻(とき)
を刻んでいく。

高臣大介の千本を目指す「野傍の泉池」ー<奏であう>展。
鎮魂の優しい淵。
そんな展示と思う。

*高臣大介ガラス展「奏であう」ー2月14日(火)ー19日(日)
 am11時ーpm7時。
*中嶋幸治展「分母第二号販売展・特集メタ佐藤・包み直される風景
 と呼び水」ー3月4日(土)5日(日)
*吉増剛造展「火ノ刺繍乃道(ルー)」ー4月予定。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503

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by kakiten | 2017-02-14 16:42 | Comments(0)


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