2017年 02月 13日

「奏であう」展示中ー湿地帯(2)

洞爺から到着したGLAーGLA4人、展示作業に入る。
先ずはインスタレーションの設定。
高臣大介、細かく指示しつつ気合いが入っている。
<奏であう<>・・どう表現されるのか。
川に例えれば、千本を目指す目標が海へと向かうものな
らば、今回は蛇行や岸辺との対話、澱みや淵のような
一房、一房の交感の展示と思える。
千本へという目標への志向から途中の過程を川の蛇行の
ように、せせらぐ(奏であう)空間を創るテーマと思う。
昨年10年ぶりに演奏してくれた太田ヒロの死への追悼
もあるかも知れない。
また今年1月フランスを訪れ他国文化との直接経験もあっ
たのだろう。
どちらにせよ、蛇行・淵・岸辺の時間を包含する事は、
千本という量(りょう)からプロセスという料(りょう)
への自然で豊かな呼気・吸気の流れだ。
「野傍の泉池」、発想の原点が目指した千本。
そして豊かさを孕む岸辺との触れ合い、澱み・蛇行・淵
の時空間。
響き合い、奏であう・・・せせらぎの時。
泉として湧いた一滴の源流がサクシコトニ川となり、琴似
川本流と合流し伏古川に注ぎ石狩川と出逢う。
そして河口から海へ。
その流れは直線ではない。
岸辺・他川との<奏であう>出会いの流れなのだ。
同じように高臣大介の今回の作品世界は、太田ヒロとの出会い
、別れ、親友谷口顕一郎琴似川彫刻作品との不思議な再会、
村岸宏昭白樺作品との再会等ここでの川の記憶も孕みながら、
あるたゆたうひと時を形象化する事だろう。

*高臣大介ガラス展「奏であう」ー2月14日(火)ー19日(日)
 am11時ーpm7時。
*中嶋幸治展「分母第二号販売展・特集メタ佐藤ー包み直される風景
 と呼び水」ー3月4日(土)5日(日)。
*吉増剛造展「火ノ刺繍乃道(ルー)」ー4月予定。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503
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by kakiten | 2017-02-13 13:21 | Comments(0)


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