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2016年 11月 29日

恒なる闘いー茨(イバラ)・戸(ト)(9)

生命を維持する五臓六腑は、身体内部で食物を吸収し分解し体全体
に供給し続けている。
そして身体を取り巻く外部環境は、社会的インフラとして光・水・
熱を網羅・供給する。
その維持管理総体が生きる事の根源にある。
五臓の一つを患い闘病生活を送りながら、腹筋・両脚倒立、足首
回転と寝ながら出来うる事を欠かさない。
しかし社会的インフラの血液ー金銭の欠乏は時として供給遮断の
容赦ない処置もある。
そして身体内部ー外部両域の闘いの上に、意識・思想という第六
の人間にとって欠かせぬ精神上の闘いがある。
身体維持次元の固有な病の闘いと、社会次元の同時代の闘い。
人間はこのフイジカル・メタフイジカルの両面の闘いを人生と呼ぶ。

今東京現代美術館が長期改修工事で休館中、美術館の位置する
深川ー清澄白河ゾーンを主題に町中であちこち展示を企画して
いると聞く。
首都の上から目線で、最近地方創生とか声高なかけ声が聞こえるが、
東京自体江戸という自らの地方を見詰めるべきだと思っていた。
江戸城が皇居となり、江戸が東京となった明治近代。
そこから軍国主義の国粋化が進み、東京は帝都と呼ばれた。
今も東京主体の帝都・首都構造はそんなに変わらない。
首都・東京を起点に、新幹線だ、五輪だ、国際化だと帝都・東京
にすり寄る地方植民地現象が多いのだ。
札幌などはその最たるものと思う。
固有の自然・風土が磨り減って、同じファッションの都市風景が
風俗と化している。
個々の身体が保つ固有の内部環境より、外部環境の総体性にばかり
眼を注いでいるからである。
先ずは自らの身体性に立脚すべきと思う。
自らに合う水・光・熱。
言い換えれば生きている場・風土の水・光・熱の再発見だ。
江戸には江戸の水・光・熱がある。
その風土性・身体性こそが固有の文化・地方である。

東京現代美術館が一年間休館中、自らの足元、深川ー清澄白河を
見詰め街のあちこちに出没し展示してゆく試みは良いと思う。
文化は自耕する、cultureは耕地が本来の意なのだから・・。
そして身体も、個固有の内なる耕地である。

電気(光)水道(水)ガス・灯油(熱)切られても、身体は負けないぞ!

*川俣正TetoraHouse326展ー12月22日(日)まで。
*森本めぐみ展「百年の予定」ー12月29日(木)ー1月3日(火)
 am11時ーpm5時:月曜定休。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503
 TEMPORARYーPhotoーtemphoto.exblog.jp
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by kakiten | 2016-11-29 14:13 | Comments(0)


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