レトロスペース坂会館閉鎖阻止ライブイベントの日にちょうど
岐阜より旧友K氏が訪ねてくる。
1991年大野一雄石狩河口公演後札幌を離れた友である。
同時代の友人賀村氏も加わり3人で会う。
Kの別れた奥さんとの間に生まれたお嬢さんも同行して、その
成長ぶりに驚く。
我々3人は20年の時を感じず話しているが、当時の小さな女
の子が我々に気を配って接待してくれる様子には歳月を実感。
K氏は当時ジャンルを超えた状況論誌「パルス」の出版、アート
イヴェント「界川遊行」の企画と多くの企画で賀村氏共々同志だ
ったのである。
賀村氏も今や病を得て療養中私も通院中と聞き、遠く岐阜より
会いに来てくれたのだ。
3人揃って会うのはこれが最後、今生の別れとなるかも知れぬ。
さらに来週に迫る吉増剛造展に向け原稿校正や体調整備と諸々
と気忙しい月末だった。
、
月明けてうって変わる薄ら寒い一日が続く。
昨日は2ヵ月一度の検査日と透析治療日が重なり一日通院で
仕事できず。
岐阜のK氏とは一作日一日ゆっくり会い話す事が出来たが
もう少し翌日も話したかぅたようだ。
レトロスペースの様子は、酒井君から電話で話を聞く。
吉増展原稿の事は編集者に任せる。
私の使っている原稿用のアプリは旧型らしく、新しい型のアプリに
して送ってくれたが、転換がよくわからない。
新旧で早く変化し回路が狭められる一種機械のファシズム化社会。
一回路新旧専制独占構造は疲れる。
落ちこぼれ、テロを生む社会的土壌はここにもあるなあ。
*「石狩 吉增剛造 1994」展ー6月5日(日)まで。
am11時ーpm7時:月曜定休(金曜日は午後3時まで)
テンポラリースペース札幌市帰宅北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
tel/fax011-737-5503