来週から展示予定の村上仁美・高臣大介展「Water Fall
ー花とガラス」に急遽酒井博史君が参加する事になった。
最初は別件で話していたのだが、最後に近々ライブをここで
やらして欲しいと頼まれる。
あれ、それなら大介と村上さんの時にやれば・・と言って
すぐふたりに連絡を取った。
高臣大介単独の冬の展示時はいつも恒例のように酒井君の
ライブがある。
今回は珍しくも大介さんが声を上げ指名してのふたり展
だから酒井君も遠慮し遠回りしていたのかもしれない。
おふたりは、即快諾で初日に行われる予定だ。
酒井君の胸に染み入るようなソウルな歌声は、きつと
村上さんの根の花にも通じるものがあり、今回の水の根の
展示にも通底してゆくだろう。
彼の歌声は時として最後に内から溢れ出るように絶唱する。
まるで胸の底から噴出する滝のようにだ。
上から落ちる滝ではなく、地中から溢れ出る湧く湧泉の、
水の根のようにだ。
期せずしてある種同類のような過激な3人が揃う。
勿論個々は全然違うのだが、なにか必然のように酒井君が
参戦する事で共通の根を感じるのだ。
地上に表出する前の、地中の内臓のような光と色と音が、
歌となり花となりガラスとなって、溢れ出るだろう。
深い根の三人。
水の根・滝となって溢れ出る。
そんな予感のする初日の夜だ。
*村上仁美・高臣大介展「Water Fall-花とガラス」
9月1日(火)-6日(日)am11時ーpm7時。
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
tel/fax011-737-5503