夜半から朝にかけて降った雪が積もり今朝は晴れ。
雪の下の凍結路面が隠れている。
なるべく路面の端を歩く。
右手の次に左手もやられるとやばいから。
ペンギン歩きでゆっくりそろそろ。
昨日の治療で体調は良いのだが調子に乗ると転ぶ。
この歩行もシジフォスかな。
治療の時間もそんな事を感じていた。
5時間の透析。
この固定した姿勢の苦行にも似た時間は岩を山の
上に上げるシジフォスの苦行に似ている。
こんな無言の営みを腎臓の命(ミコト)は黙々と
休む事無く続けていてくれたのだ。
肺も心臓も他の内臓たちはみなそうだ。
護水し風を流し血脈を送る。
体内風土の担い手たち。
その当たり前のような働きが、シジフォウスの労働
にも似て黙々と続けられている。
病に落ちてその事実を治療という形で実感するのだ。
夕刻からの通院時留守を頼んだY氏の所に色んな人が
来てくれたらしい。
そして今日はマサさんの会場撮影。
吉増展もあと一日。
最終日までにどんなドラマがあるか。
映像とともに待っている。
*吉増剛造展「水機ヲル日、・・・」-1月11日(日)まで。
*高臣大介ガラス展「とめどなく」-1月20日ー25日
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通りに水向き
tel/fax011-737-5503