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テンポラリー通信

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2014年 01月 04日

里帰りー頬杖・睦月(1)

年末年始は里帰りの人たちで賑わう。
ここは第二の実家かと、ふっと思う。
気持ちは、♪昔の友は今も友~、俺とお前は大五郎!
なのだが、少し年齢差がある。

尾道の野上さん、網走の佐々木さんに続いて、福井の
森本さんが来る。
彼女は福井県に嫁いで4ヵ月、初の里帰りだ。
ちょうど居合せた友人知人たちと旧交を暖める。
その後治水学者岡崎文吉の百年記念番組の録画を見せた。
野上さんに頂いた広島の銘酒を熱燗にして飲みながら、北の
大地から生まれた川の蛇行を大切に治水を考えた明治の先駆
者の一生を見た。
札幌を離れた人が、札幌で生まれた川の哲学を北の風土ととも
に映像で見る事は、故郷を知るひとつの縁となる。
2年前吉増さんたちと一緒にエルムゾーンを歩き、またその前に
石狩河口も歩いた事のある森本さんには、岡崎文吉の石狩川治水
に始まる自然工法を貫いた生き方に深く感受するものがあったと
思える。

ここを拠点に優れた作品を制作してくれた若い友人たちが札幌を
離れた後もなお、里帰りのようにここを訪れてくれる事は嬉しい
事だ。

吉増剛造展もあと2日。
多くの若い里帰りの友人たちとともに、石狩河口から始まった
吉増剛造展「怪物君」は年を越した。

*吉増剛造展「怪物君」-1月5日(日)まで。
 am11時ーpm7時。
*佐々木恒雄展「And Yet」ー1月21日(火)ー26日(日)

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2014-01-04 12:19 | Comments(0)


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