昨日は風が透き通るような一日。
週末の静かな晴れた日。
M夫人が手作りカレーを差し入れてくれる。
ちょうどいたM本さん、Sくんと藤谷さんと4人で食べた。
ワインも一緒に持参してくれたので、こちらも飲んだ。
チリ産の美味なワインだった。
本州ではこの日が七夕である。
札幌では8月7日が七夕と思うが、違っただろうか。
浴衣を着たり、盆踊りがあったり、親戚が来たり・・・。
お盆と七夕の夏の記憶が混在している。
昨日の帰り公園の中で、花火をしている家族に会った。
周囲を気にして何か恐る恐る火を点けているようで、遠い昔の記憶に
あるおおらかさがない。
浴衣でもなく半袖で、親も心から寛いでいるようには感じられなかった。
マンシヨン街の片隅の小さな公園の一角で、周囲を気にしながらこっそり
と花火を燃やす。
遠い記憶だけがその行為を支えていて、心からその瞬間を楽しんでいる
ようには見えない。
親が心から楽しんでいなければ、子供も心から楽しむ事はない。
そんな感じが自分にはした。
遠い記憶では、親も含めて周りみんなが楽しんでいたように思う。
それらすべてがお盆であり、七夕の特別な時間であったから・・。
親が周囲を気にせず、子供がその親の顔を見ながら共に楽しめる七夕・
お盆の非日常の楽しさはもう遠くなったのだろうか。
*藤谷康晴展「WILD BRIGHTNESS-幻視の狩人」-7月5日(木)-
15日(日)am11時ーpm7時:月曜定休。
+中橋修展「内包ー呼応する場」-7月20日(金)-25日(水)
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
tel/fax011-737-5503